Core's Blog

何か、いろいろ書く。

Appleのイベントを見たので、それについて書く。

筆者の個人的な感想としては、今回の内容はイマイチだったと考えています。かなり意外なものもありましたが、そのほとんどはあまり良い方向ではありません。

 

で、例にもれず筆者が気になった部分のみを触れていきます。

 

輝いたのは、iPad Airのみ。

個人的に追っていなかったこともあり旧モデルの値段を確認するのを忘れていたのですが、少なくとも現地では価格据え置きでM1になったのはなかなか大きいのではないでしょうか。外観などの変更点はないものの、USB-Cが2倍の速さということで恐らくUSB 3.1 Gen2の10Gbps対応、5G対応、インカメラの強化。

iPad miniAirの上を行っていた状態をAppleがよく思っていないのは想像していましたが、良くてA15 Bionicのダウンクロックなし、5コアGPUだと思っていたのでM1搭載、そして価格据え置きはかなり意外でした。せっかくならThunderbolt対応にすればよかったのにとも思いましたが、その辺はiPad Proとの差別化でしょうか。また、フラッシュライト非搭載なのは気になりました。

 

個人的に今回の発表の目玉はiPad Airだと考えています。が、これが買いかというとそうは考えていません。現在の価格設定だとiPad Proとの差が少ないので、であれば少し盛ってProMotionやらに対応したiPad Proを購入した方が圧倒的に良い気がします。例えばA15 Bionic搭載で値下げされたのであればiPadiPad Proの中間に立てたと思うのですが、価格帯がiPad Proに寄った現状では選択肢としてはかなり微妙です。実際に筆者はiPad Airよりも安価で十分なスペックを持っているiPad miniを選択していますし、今後もiPad Airを選択することはないと考えています。一方でiPad Proに関してはかなり興味をもっており、現在使っているiPad miniが替え時になったら候補に挙がるかと思います。

結論としては今回の発表では気になるところではあったものの、A15ではなくM1を搭載したことが良い方向だったとは思えない、という感じです。

 

iPhone13、13Proに新色

13にはグリーン、13 Proにはアルパイングリーンが追加されました。色については人によって好みが分かれると思うので特に評価しませんが、パープル系の色を期待していた人も多いのではないでしょうか。少しiPhone 12を引きずりすぎな気がします。

正直に言えば、パープルがあれば欲しかったけど別のカラーを買った筆者としては安心してしまいました。

 

iPhone SEは、裏切られた。

もちろん、悪い意味でです。

まず、iPhone SE自体はA15 Bionic搭載で5G対応、SE(2nd gen)のデザインやTouch IDを続投といった、期待通りのものだったと思います。問題は価格設定です。発表の中で価格についてあまり触れていなかったので違和感を感じていたのですが、イベント終了後にApple Storeを開いて、見間違えたのかと思いました。57,800円。これはちょっと強気な価格設定すぎるのではないでしょうか。この価格設定でなければ間違いなく今回の主役だったのですが、SEにはかなり期待を裏切られました。

今年春のイベントでの登場が確実視されていた中、TouchIDに惹かれて先月までは購入を検討していました。iPhone 12以降でFaceIDがマスク着用時でも機能するようになるらしいのでiPhone SEを買う必要がなくなりましたが、それが無かったら狙っていた機種であるのも事実。また、価格設定次第ではサブ端末として購入も検討していたのですが、これは迷いなくパスです。

比較対象がおかしいですが、iPad miniの価格を考えると納得できないのは筆者だけでしょうか。

 

Macについては、何とも言えない。

M2の登場とそれを搭載したMacが期待されていた中で、M1 UltraというM1の新メンバー。ここもかなり意外なところでした。筆者としてもM2のMacBookを期待していたので冷たい言い方をすれば期待外れなのですが、Mac Studio自体はそこまで悪くはない気がします。M1 Ultra搭載のモデルは50万円~と強気な価格設定ですが、これは値段相応なのか筆者には判断がつきません。

 

ディスプレイも、未評価。

Apple製のディスプレイを使用したことがないのでこれもあまり評価できません。使ったことがない身としては、DisplayHDR600あたりのモニターを買って、Dolby Atmos対応のAVアンプやらを買った方が良いのではないかと思ってしまいますが、ターゲットが筆者の様な人間ではないと思うので未評価とします。

 

 

全体的に、中身自体は悪くないものの、いまいち手を出す気になれない、そんな製品が多かったように感じます。

 

関係のない話。明日は絶対にSmartNewsのテクノロジータブは開きません。理由はお察しください。

LANケーブルの選び方についての記事を見かけたので、選び方を書く。

先日、暇つぶしにニュースアプリをなんとなく眺めていたらLANケーブルの種類と選び方についての記事が流れてきました。

先述の通り筆者は暇なので、なんとなく開いてみました。

書いてあることはほとんど問題ないのですが、買わせようとしているものに一部問題があるので、LANケーブルの種類と選び方をこちらで書こうかと思ったわけです。

1年以上前からこの記事は書こうかと思ってはいたのですが、面倒なのと、同様の記事が既に多くあるので放置していました。

が、未だにぼったくり製品を勧める記事とそれを売りつけるセコいメーカーがいるようなので、暇つぶしついでに書いていきます。

 

記事の内容上筆者が見かけた記事の直リンは張りません、トラブりたくないので。

 

目次

 

 

結論から、書く。

筆者自身最後の方に結論を書かれる記事があまり好きではないので結論から書きます。

ケーブル自体はCat6、Cat6Aのスタンダードのものを選んでおけば特に不便はありません。ただし、UTPという、シールド加工のないものを選んでください。具体的には端子部分やケーブル内部にシールドがしてあるというような記載がある製品は避けるべきです。

で、Cat7や7A、Cat8のものは購入してはいけません。ここ重要。

 

補足が欲しい、納得できないという方はこれ以降を参照してください。

 

シールドに、ついて。

なんのこっちゃ、という方には申し訳ないのですが、後の説明で必要なので先に説明してしまいます。

LANケーブルにはノイズを防ぐためにシールドがついている製品があります。LANケーブルのシールドには大きくUTPとSTPの2種類があります。というのは半分嘘で、UTPはシールドなしSTPはシールドあり、という感じになります。意外かもしれませんが、このLANケーブルのシールドは一般家庭で使う分には 無い方が良い です。

勘違いされがちなのですが、このシールドの主な機能は外部のノイズから守ることではなく、ケーブル自身が発するノイズを外部に漏らさないようにすることです。つまり、「電源コードの横通すからシールド付き買っとくか」という買い方はあまり意味がありません。で、このシールドを使用する際には接続する機器の両方が接地に対応している必要があります。家庭用の機器でこの接地が可能な機器は皆無に等しく、STPケーブルは一般家庭で扱うことを想定していないことがわかります。

さらにSTPケーブルはCat6A以降の規格で認められているものであり、Cat6以前のケーブルで採用されている場合は規格違反となります。Cat6AはUTPとSTP共に規格上認められていますが、先述の理由よりSTPな6Aは一般家庭で採用するべきではありません。逆にCat7以降はSTPのみが認められており、UTPケーブルは規格違反品です。

 

カテゴリーに、ついて。

見出し通りカテゴリーについて。カテゴリーはCatと略すことがありますが、基本的に同じものです。Cat5未満の規格については存在するものの根本的に用途が違う、古すぎて使い物にならないので紹介しません。まず見かけませんが、見かけても購入するべきではありません。

ここで紹介する要素以外に周波数というものがありますが、あまり重要な要素ではないのでここでは省略します。

 

カテゴリーごとに、簡単に伝送速度とシールドの有無、買うべきか、家庭向きかを簡単に表にまとめました。

  Cat5 Cat5e Cat6 Cat6A Cat7 Cat7A Cat8
伝送速度 100Mbps 1Gbps 1Gbps 10Gbps 10Gbps 40Gbps 40Gbps
シールド UTP UTP UTP UTP/STP STP STP STP
買うべき × ◎/× × × ×
家庭向き 〇/× × × ×

 

カテゴリー5

100BASE-TXで100Mbpsまでに対応しています。一般家庭で使う分には規格上の問題はないものの、古い規格であり、後述の5eが安くなっている現状あえて選ぶ必要がありません。新品ではほとんど見かけませんが、リサイクルショップ筆頭に中古ではゴロゴロ存在するので注意。

後述するCat5e以降の規格では上記の表の伝送速度以上の速度で通信できるものが存在しますが、Cat5についてはほとんどの場合100Mbpsが上限となります。使い物にならない訳ではないものの現状ではボトルネックになりやすく、ケーブル自体が劣化して通信品質に影響を与える可能性もあるので買い替えをおすすめします。

 

カテゴリー5e

1000BASE-Tで1Gbpsまでに対応しています。購入する最低限はここです。最低限、というとチープに感じるかもしれませんが、性能が悪いかというとそうでもなく、実はCat5比雲泥の差があります。一般家庭に普及しているネットワーク機器の大半は1Gbps以下であり、基本的にCat5eのケーブルを購入しておけばほとんどの場合ケーブルがボトルネックになることはありません。

Cat5eのメリットは価格が安い点であり、特に長めのケーブルの場合はCat6よりもかなり安く手に入れることができます。おそらく現状コスパはトップクラスです。

ややこしくなるので余談程度としておきますが、実はCat5eは2.5GBASE-Tまで対応していることになっており、2.5Gbpsでの通信も可能です。これは規格の範囲内の使用方法となるので、2.5Gbpsで通信しても問題はありません。中には5Gbps、10Gbpsでの通信ができている事例もありますが、基本的には2.5Gbpsが上限であると考えてもらえればと思います。

 

カテゴリー6

1000BASE-T(X)で1Gbpsまでに対応しています。Cat6では十字介在というノイズ対策が施されており、Cat5e比ノイズに強くなっています。

実はCat6は10GBASE-Tでの使用も可能であり、10Gbpsでの通信も可能です。ただし55m以内、エイリアンクロストーク(ノイズ干渉)を考慮すると37m以内という条件が付きます。10Gbpsの場合30mの時点で使い物にならないという話も聞いたことがあるので、基本的に10GbE環境を作る場合でCat6を採用するときは短距離に限った方がよさそうです。

個人的なおすすめはこのCat6で、理由としては最大10GbEに対応できることやCat6A比安いこと、ノイズ対策が施されていることが挙げられます。ただし6Aとの価格差が少ない場合は6Aの購入をお勧めします。

 

カテゴリー6A

10GBASE-Tで10Gbpsまでに対応しています。Cat6AではCat6の十字介在に加えてケーブル内にノイズ対策用のテープが巻かれています。一般家庭用で最もノイズや通信品質の面で良好なケーブルです。

注意点として、このCat6AはSTPも規格上OKということになっています。一般家庭で使う場合はUTPのものを選んでください。

 

カテゴリー7

10GBASE-Tで10Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはARJ-45、GG45、TERAというものが認められています。工場やデータセンター向けであり一般家庭では取り扱えません。家庭で使用できるように売られているものは規格上の問題があります。また、しっかりとした規格適合品であればCat6A以前との互換性はありません。基本的に、家電量販店等で見かけた場合は買うべきではありません。

 

カテゴリー7A

40GBASE-Tで40Gbpsまでに対応、距離次第で100Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはARJ-45、GG-45、TERAが認められています。工場やデータセンター向けであり一般家庭では取り扱えません。家庭で使用できるように売られているものは規格上の問題があります。規格適合品であればCat6A以前との互換性はありません。買うべきではありません。

 

カテゴリー8

40GBASE-Tで40Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはRJ-45が認められています。「RJ-45なら家でも使えるんじゃね?」となりますが、STPが条件ということで接地が必要なため、一般家庭での使用には向きません。

「Cat8は存在しない」という意見をたまに見かけますが、規格策定が比較的最近であることと、Cat7以降規格策定元がややこしいため情報が曖昧であったり少なかったりするだけで、規格として存在はしています。(実際、筆者もCat8, 8.1, 8.2部分の情報収集にはかなり時間をかけており、あまりはっきりとしたことが書けていないのが現状です。間違いがありましたら、コメントにてご指摘いただけると助かります。)

 

カテゴリー8.1

40GBASE-Tで40Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはRJ-45が認められています。Cat6Aと下位互換性がありますが、STPが条件ということで接地が必要なため、一般家庭での使用には向きません。

 

カテゴリー8.2

40GBASE-Tで40Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはARJ-45、GG-45、TERAが認められています。Cat7Aと下位互換性があり、STPが条件ということで接地が必要なため、一般家庭での使用はできません。家庭で使用できるように売られているものは規格上の問題があります。

 

カテゴリー6e

規格として存在しません。売られているのをたまに見かけますが、メーカーが勝手に作ったものであり、規格違反というか規格ですらないので何も書けません。無論、買うべきではありません。規格という点で見れば論外なので、これ以後は6eは存在しないものとして進めていきます。

 

Cat7(A)は、何故ダメか。

家電量販店で売っているようなCat7のケーブルは規格違反品であり、買う必要が全くないためです。

 

全体的に、オーバースペック。

40Gbps、確かにCat6Aまでの10Gbpsと比べるともの凄く良いものに見えます。が、まず使用機器のスペックを確認してみてください。PCであれば大半が1000BASE-T、最近の中堅モデル以降で2.5GBASE-Tがあるかどうか。安いノートPCやレコーダー等の映像機器だと100BASE-TXのものも多くありますが、5GBASE-T以降についてはほとんど普及していないことに気付くと思います。いくらケーブルを良いものに変えても、機器側が1000BASE-Tでは意味がありません。いくらケーブルを良くしても、対応機器の性能以上の速度は絶対に出ません。

従って、10GBASE-Tに対応するCat6Aの時点で十分であり、ほとんどの場合は2.5GBASE-TであるCat5eでも十分であることがわかります。Cat7以降のものを買う必要は全くありません。

 

価格が、高い。

これはメーカーが百悪いです。Cat7以降のケーブルはCat6Aに比べて割高な傾向にあります。ぼったくりです。Cat7以降のケーブルの性能は一般家庭で引き出せるようなものではなく、根本的に規格違反品ではCat7の性能は構造上引き出せません。

 

シールドは、意味がない。

上記2点を踏まえても「でもシールドとかノイズに強そうだし...」となりますが、シールドは不要です。まず、Cat5eの時点で外部ノイズにはかなり強く、故意にノイズの多い環境に引っ張り出さない限りは通信に問題が生じる場面、少なくともそれに気付く場面に出くわすことはありません。Cat6の時点で10GBASE-Tで安定して通信できることは検証されており、5eでも5GBASE-T程度であれば安定した通信が可能です。

先ほども書きましたがシールドについては外部からのノイズに対してはあまり効果がなく、Cat6AでもCat7でも外部ノイズの耐性については大差がありません。逆に接地していない状態でこれらを使用するとスパークのリスクがあるという話もあり、むしろ邪魔でしかありません。

筆者はCat6のスタンダードケーブルで電源コードの横を通していますが、問題が起きたことはありません。

 

規格に、違反している。

Cat7はSTPケーブルで、コネクタはARJ45、GG45、TERAが認められています。これらはいずれも家庭で使用できるものではありません。ではなぜ家電量販店で並べられており、使っている人がいるかというと、規格ガン無視でコネクタ部分をRJ-45に勝手に変えて売っているふざけた企業がいるためです。規格に違反している以上、どのような挙動をするかわからないので、筆者としては迂闊に手を出したくはありません。

LANケーブルではありませんが、USBの規格を逸脱した製品が異常発熱して溶けるといった事例があります。

 

Cat8は、何故ダメか。

Cat8.2については事情はCat7と同じですが、Cat8とCat8.1については規格でRJ-45のみが認められているため、ケーブル自体に規格上の問題はありません。ただし、STPケーブルのみが認められているため、家庭では扱えない製品です。また、Cat7同様オーバースペックであるため、買うべきではありません。

 

GG45は、RJ-45と互換性はあるが...

書こうか迷いましたが、一応書きます。GG45はコネクタ形状を見ればわかる通り、一般家庭に普及しているRJ-45と物理的互換性があります。つまり、GG45なCat7の規格品であるケーブルを何らかのルートで入手した場合、一般家庭でも使用することはできます。ただし、ケーブルはGG45で口はRJ-45という状態の場合はMode1という状態で動作します。GG45はRJ-45(8pin)には存在しない、独自の4pinを持っています。こいつがないとCat7のケーブルの性能を十分に引き出せず、Mode1の状態ではCat6相当の性能での動作となります。つまり、Cat7を買う必要は全くありません。

 

ケーブルの、種類。

カテゴリー以外にも、LANケーブルには種類があります。具体的にはストレートケーブルと、クロスケーブルの2種類があります。ほとんどの場合、ストレートケーブルを選んでおけば間違いはありません。が、後述の条件次第では混在させても問題はありません。

 

ストレートケーブル

PCとルーターを接続する場合はこちらを選びます。ほとんどの場合はストレートを選んでおけば問題はありません。また、市販されているもののほとんどはストレートケーブルです。

手元にあったストレートケーブルが以下。白橙白青白緑白茶 と両端で線が同じ配列になっています。

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クロスケーブル

PC同士を直接LANケーブルでつなぐ際やスイッチングハブ同士を直接繋ぐ、カスケード接続する場合にはクロスケーブルを選びます。ただし、最近のネットワーク機器は上記のような条件でもストレートケーブルで問題なく動作する他、根本的にあまり流通していないのであえてこれを選ぶことはまずないと思います。

ストレートケーブルと違い、同じケーブルにも関わらず両端で線の配列が違います。

手元にあったクロスケーブルが以下。左が 白橙白青白緑白茶 と並んでいるのに対し、右は 白緑白白茶橙青白 と並んでいます。

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AutoMDI/MDI-X

Auto MDI/MDI-Xは、接続機器同士が互いのポートの役割を自動判断して調整してくれる機能です。「最近の機器はストレートを選んでおけば良い」と書きましたが、Auto MDI/MDI-Xに対応している機器であればストレートとクロスどちらでも構いません。

実はPC側のポート(MDI)とスイッチングハブ側のポート(MDI-X)は役割が異なるため、MDIとMDI-Xを繋ぐ場合はストレート、同じもの同士を繋ぐ場合はクロスを使用する必要があります。が、これは過去の話であり、具体的にはギガビット対応機器はAuto MDI/MDI-Xの対応が規格で義務化されているため、1GbE以上に対応している機器の場合は無視して構いません。

自分の機器が対応しているか不明な場合は、大抵は製品の型番を調べれば仕様が出てきます。その際にほとんどの場合はAuto MDI/MDI-Xについて明記されており、明記されてなくともギガビット対応であれば規格を逸脱した製品でない限りはAuto MDI/MDI-Xに対応しています。

 

ケーブルの、太さ。

家電量販店で見かけるLANケーブルの形状は、スタンダードスリムフラットの3種類があります。

  スタンダード スリム フラット
安定性
配線しやすさ

 

スタンダード

最もオーソドックスなLANケーブルです。LANケーブルの基本はこれで、線が太い分外部の影響は受けにくいです。安定性重視であれば基本的にこれを選びます。ただし、線が太いため柔軟性はありません。

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スリム

スタンダードよりも細めのケーブルです。スタンダードよりも外部の影響は受けやすいですが、問題にするようなレベルではありません。スタンダードよりも配線しやすいのが特徴です。

個人的には、2つに挟まれた立ち位置で抜き出た特徴がないため、選択肢的には微妙だと考えています。また、流通数も多くありません。スリムケーブルは筆者が持っていないため写真を掲載できませんでした...

 

フラット

細いというか、薄いケーブルです。カーペットの下を通す等、スペースがないところを通すのに適しています。薄いため通信品質は前者2つよりも劣り、構造上Cat6以降の十字介在のようなノイズ対策ができないため規格適合品ではありません。ただ、家庭で使う上で体感できるような通信品質の問題はないと思われます。買うのであればCat6Aは無駄になるので、5eや6を選ぶようにしましょう。

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撚り線、単線。

LANケーブルの中を通っている線の種類です。LANケーブルは8本の線で構成されています。その中でも撚り線単線の2種類があるのですが、これらについて明記しているのはかなり稀であり、世に流通しているLANケーブルのほとんどは撚り線です。ここは拘るべき要素ではありません。

 

撚り線

7本の細かい線が集まって、1本の線として構成されています。これが8セットあるのが撚り線です。よく見ると、細い線の集まりであることがわかります。商品説明に特に記載がなければ撚り線であることがほとんどだと思います。

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単線

1本の線で構成されており、それが8セットあります。通信品質でいえば単線の方が安定はしますが、カテゴリーや形状に比べるとかなり微々たるものなので、あえて探す必要はありません。逆に単線だとケーブルが硬く、取り回しがしにくいので基本的には撚り線で良いかと思います。

筆者も、単線のケーブルは下の写真の1本しか恐らく持っていません。

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メーカーは、ほぼ関係ない。

BUFFAL〇にせよELEC〇Mにせよ、サン〇サプライにせよCat7の規格違反品やCat8のオーバースペック品を消費者を騙して売りつけているので、国内メーカーだから信頼できるなんてことはありません。が、これらのメーカーでもまともな製品も出しているのでそれらを買えばOKです。メーカーよりもこれまでに紹介したカテゴリーや形状などを考慮して、長さなど用途に合ったケーブルを選べば良いかと思います。長さについては長くすればするほど通信品質は落ちますので、注意が必要です。

筆者が使っているのはほとんどがELECOM製です。

 

延長は、しても良いのか。

延長用のコネクタみたいなのが売られていますが、特に使用しても問題はありません。ただし、コネクタ自体が割高で見栄え的にも通信品質的にも多少劣るので、最初から長いケーブルを一本買った方が安定性もあがり、お得感があります。

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カテゴリーは、混在しても良いのか。

混在についても問題はありません。が、当然ケーブルが機器の性能にあっていない場合はそこがボトルネックになります。例えば、1GbEの環境で、1本Cat5のケーブルを採用した場合はその区間は100Mbpsに制限されます。

 

用途で、買い分けるべきか。

よく「ゲーム用はこれ、ネットサーフィン用はアレ」みたいな感じの紹介のされ方がありますが、筆者としてはこれに意味はほとんどないと思います。

ケーブルの種類なんかよりも気にするのはWi-Fiか有線かです。Cat5eの差とCat6Aの差なんかよりも、Cat5eとWi-Fiとの差の方が大きいと考えています。筆者は極力有線LANを使用しており、無線はスマホタブレット、よく持ち運ぶノートPCや根本的に有線の端子がない機器に絞っています。

強いて使い分けるのであれば、家を建てる時にケーブルを埋め込む場合は、将来を見据えてCat6Aのスタンダードケーブルを入れておくのはアリだと思います。現状は大半が1GbE、良くて2.5GbEで10GbEはかなり稀です。2.5GbEの時点で発熱等の問題があり、かなり苦しい印象を受けるので、少なくとも今後10年はCat6Aが腐ることはないと考えています。

 

フラットケーブルを、切ってみた。

BUFFALOのCat6AなLANケーブルがなぜか通信できなくなったので、この際役立ててやろうということでぶった切ってみました。

このようにフラットケーブルはCat6以降で施されているはずの十字介在がありません。気持ち程度にツイストペアではありますが、言わずもがなスタンダードケーブルよりも貧弱であることがわかります。この写真で言いたいことは、Cat6Aのフラットケーブルに意味がないという点です。Cat5eのフラットケーブルと物理的に差がないので、フラットであれば最初からCat5e選んでもほとんど同じはずです。わざわざ高い6Aにする必要はない、というのが筆者の考えです。

 

最後に、もう一度LANケーブルの選び方。

今までの繰り返しになりますが

 

カテゴリー 5e, 6, 6A(UTP)のどれか

シールドなし(UTP)

スタンダードケーブル

 

この3点に拘っておけば困ることはないはずです。逆に

Cat5以下, Cat7, Cat7A, Cat8, Cat8.1, Cat8.2, Cat6eについては購入してはいけません。

 

無駄な商品を掴まされる方が1人でも減ることを祈っております。

HDL2-AAX0/Eを買ったので、使ってみる。

筆者はTeraStation TS3200Dを今まで使っていたのですが、6年前のモデルということもあり、そして2.5GbEのNASへの興味は捨てきれず。

ついうっかり手を出してしまいました。

 

実は、2TBモデルの方が安い。

筆者は、後述する理由よりHDDなしモデルを選択したのですが、Amazonで見ればわかる通り実はドライブなしモデルよりも2TBの方が2000円高いだけで、2TBモデル買ったほうが2000円で新品な1TB HDDが2つついてくるのでお得です。筆者の様な謎のこだわりがない方や、ファームウェア書いたりHDD入れたりするのが面倒な方は2TBモデル以降をおすすめします。

一応、2TBモデル以降も増量換装は可能なようです。

 

何故、HDDなしを選んだのか。

1週間ほど前にこのNASを購入することを決意し、その時は2TBモデルであるHDL2-AAX2/Eをカートに突っ込んでいました。支払いしようかと思った時に、筆者の経験則がストップをかけました。なんか、嫌な予感がする。で、調べました。

 

ファームを、0から書けない。

嫌な予感的中。

筆者は2.5GbEを活用するべく、このNASはRAID0での運用を考えていました。そうなると気になるのがHDDの故障です。2ベイモデルだし、ファーム配信してるし、いいじゃんと思っていたのですが。

まず、これは以前から知ってはいたのですが、RAID0は同時期に購入したHDDを使用し、同じような使い方をすることが多いので同じようなタイミングで壊れることが多いです。2ドライブモデルだとややリスキー。

ただ、ファームがWeb上で配信されているので大丈夫だろうと思っていたのですが、これが罠でした。実は初期でHDDが搭載されているモデルのファームウェアはアップデート専用の形式であり、ファイルサイズが小さいです。つまり、HDDを空にした状態では使い物にならないファームウェアになります。

で、それならドライブレスモデルのファーム引っ張って来ればいいじゃん、となるのですが、S/Nを打たなければいけないというさらなる罠が存在。つまり、ドライブレスモデルユーザー以外にはクリーンインストール用のファームは配信しないという体勢。これはHDD標準装備モデルでRAID0で運用するには非常にリスキーです。

2000円のHDD 2TB分とトラブル時の対応を天秤にかけたとき、明らかにドライブレスモデルを最初から選んでおいた方が面倒がなさそうなので、筆者はドライブレスモデルを選びました。

ドライブ付きモデルでも、デュプリケーターとかでクローンしておいてやればもしかしたら使えるのかもしれません。

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上がドライブ付き用ファーム、下がドライブなし用ファーム。サイズが全く違う上に、ファイル名からも用途が異なることが分かります。

 

中身は、NAS用ではない。

余談ではありますが、今までのレビュー等を見る限り、ドライブ付きモデルに内蔵されているHDDは旧WD GreenやWD Blueの5400rpmモデルのようです。EZRZ辺りが当たり枠っぽいですが、今後のロットはSMRになりそうな予感がします。

そして、WD BlueなのにEZRXとか書いてある謎なHDDの出処がなんとなくわかった気がする...

 

そして、届いた。

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HDDのトレイ、ネジ、ACアダプタ、LANケーブル、説明書

TS3200Dを使っていたこともあり、かなり小型に感じました。縦置きしか想定していないようなので、安定性が心配。

 

HDDを、用意する。

HDDなしモデルを選択したので、HDDを用意します。筆者はNASにそこまでデータを保存しないので、2TB+2TBでRAID0運用にし、4TBとして使います。Ultrastarが3台家にあるので、これを使用。型番はHUS724020ALA640というやつです。

不安要素として、過去にDeskstarNASをI-Oの外付けHDDのガワに突っ込んだら何故か壊れたことがあるので、I-OとHGSTの組み合わせは少し心配。

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Ultrastarは物理的に重いので、おそらく本体よりもHDD 2台の方が重い。トレイの付け方はわかりやすいですが、挿入時はHDDの表面同士が向き合うようにします。

 

ファームを、入れる。

Amazonのレビューを見るに引っかかっている人が多数いるようですが、NASとして使用する前にOSをHDDに書き込む必要があります。この時にPCとUSBメモリが必要な様子。PCはファイルをDLしてUSBに置く用、USBはOSのインストール用です。で、USBはI-O DATA製のを推奨しているようですが、ELECOMの16GBのUSBでいけました。

これであとは初期設定すれば使えます。

 

思ったよりも、わかりにくい。

法人向けであるTeraStationを使っていた筆者であれば、個人向けのLAN DISKは使いやすいだろうと思っていたのですが。これが大外れで全体的にLAN DISKの方がわかりにくいです。

 

純正ソフトが、職務放棄。

本体のランプが緑点灯に変わって処理が完了したので、初期設定をしようと思ったのですが。説明書を見るとLAN DISK CONNECTを使えとのことなので早速インストール。しかし、いつまで経っても一覧にNASが表示されない。PCの再起動やらなにやらしましたが解決せず、面倒になったのでNASのIPを特定してブラウザから入りました。

ちなみにこいつは初期設定終了後に突如表示されるようになり、余計腹が立った。

 

管理者パスワードって、何?

↑の方法で入ったは良いものの、新品のはずが何故か管理者パスワードを要求されました。「手順通りにやるとコケる」と思って投げ出した説明書をもう一度頼ってみると、どうやらパスワード未登録時もこの画面が表示され、未設定時は未入力のままログインを押せとのこと。説明書を投げ出した筆者も悪いですが、個人向けでこのUIは問題がある気がします。

全LAN DISKこのUIなのかは知りませんが、全体的にわかりにくいです。

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上記2点をまとめて説明するスクショ

 

Remote Link 3が、ない。

説明書に書いてある共有→Remote Link 3の項目がありません。HDDレスモデルでは削られた機能なのか?と思いつつ調べているとどうやらパッケージをインストールする必要があるらしい。説明書、まずそれを説明しなきゃだめでしょう。いきなりRemote Link 3ある前提で書くな。

 

レスポンスは、あまり良くない。

設定画面は、ページ切り替えのたびにロードが入るのでレスポンスはあまりよくありません。また、設定変更時にはいちいちNAS本体から音がなります。うるさいとは思いつつ、NASが反応しているかの判断材料になるので筆者はそのままにしています。

 

ログイン承認は、気まぐれ。

上記気になるところは多々ありましたが、百歩譲って許容できる範囲ではありました。が、最高に許せないのがここ。

このNAS、とんでもないことにユーザー名とパスワードが合ってても弾きます。意味不明。

まず、管理画面に入る際に蹴られます。パスワードはiCloudで登録とログインを兼ねているので間違えようがありません。にもかかわらず、蹴られます。ただしこちらについては理由があり、複数端末での同時ログインを防ぐために短時間で複数端末からログイン試行すると蹴る仕様なようです。が、この "短時間" があまりにも長すぎるので、正直不便です。ブラウザ閉じた後もしばらく管理画面に入れません。

最大の問題は、ユーザー機能。こちらは台数制限とか一切かけておらず、共有フォルダのアクセス権を与えたユーザーにも関わらず、パスワードが合っていても蹴られることがあります。あります、というか10回試して9回は蹴られます。酷すぎる。データにアクセスできないのはNASとして問題なのでフォルダのアクセス制限を外しましたが、LAN内なら誰でも入れる状況なので、気分としては良くないです。

ユーザー機能が破綻しているとかいうレベルを超えており、NASとしてどうかと思います。どうかこれが筆者の個体固有の不具合であってほしい。

 

Remote Linkも、同じ。

こいつもパスワードが合ってるのに蹴られました。4〜5回試行して現在はログインできていますが、面倒だった。

 

そして、Remote Linkは評判が悪い。

App Storeのレビューは異様に低いです。実際に、フォルダに入る度にいちいちロードされるのでレスポンスは悪いです。が、評判ほど酷くはないように感じます。確かに動画はRemote Link経由では再生できませんでしたが、音楽程度であれば少し待てば再生されるので許容範囲です。ぶっちゃけ、MEGAの方がここは遅かったです。

MEGAの置き換えという目的もあるので、この点は満足。

 

転送速度は、速い。

TS3200Dの時は何故か上り下りともに60MB/s程度しか出ないという問題を抱えていたのですが、転送速度をウリにしているだけあってHDL2-AAX0/Eは速いです。まず、上りは120MB/sほど。この時点でTS3200Dの2倍近い速度がでています。普通にSATA接続のHDD程度の速度はでるので、ストレスはありません。

下りはなんとピーク時380MB/sでました。Gbに換算すると約3Gb、規格上限突破で何かがおかしいのですが、とりあえず規格値くらいまで出ることはわかりました。

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面倒なのでベンチは回しません。

 

Googleドライブが、改悪された。

1週間以上前からNAS自体は届いていて使ってもいたのですが、下書きに溜めている間にまた気になる話題ができたので触れておきます。AppleiCloudのスキャン機能を諦めたのではないかと言われている他方で、Googleがドライブ内の不適切ファイルを取り締まるようになりました。前から聞いている限りの噂だとGoogleがデータを勝手に消すとかアクセスできなくするのは今に始まった話ではない気がしますが、改めて手を加えるようになるらしいです。たびたびネットメディアが取り上げていますがこの手のデータスキャン機能はろくなものではなく、問題ないファイルでも取り締まられる可能性を十分に秘めている、何よりデータを勝手に検閲されているという状態が非常に気持ち悪いので、NASのリモートリンク機能が使えるようになったのは大きい。

 

一部を除き、満足。

UIとログイン機能の2点を除き、満足です。特に、TS3200Dで問題だった転送速度の問題が解決できたのは大きい。それだけにユーザー機能が破綻しているのが残念。アップデートで解決することを期待です。UIは、慣れるしかない。

月が変わったので、関係ない話。

12月になったので関係のない、無秩序な内容の記事を書きます。

もちろん12月は一切関係ありません。

 

筆者を、信用してはいけない。

先に書いておきます、このブログで信用して良いのは2点のみです。

・収益化は一切していない

・バックに企業とかはついていない

このブログから筆者に対して利益は一切発生していません。この記事に表示される広告についてはおそらくHatenaの方に収益がいっています。広告を削除するコードははてなブログ規約違反なので広告は表示されますが、とりあえず筆者は収益を得ていません。

また、過去に題材にした製品についても、今後題材とする製品についても企業とかはバックについていません。今後もこのブログを営利目的で書く気は一切ありませんし、仮にそのようなことがあれば全く別のブログとして立ち上げます。(その気も0ですが)

もしかしたら今後、紹介する商品についてAmazonの商品リンクを貼るようなことがあるかもしれませんが、それについても収益化しないことはお約束しておきます。

 

一方で信用してはいけないことは「ダークモード対応させます」とか「雑談記事もう書きません」とかです。収益化していないデメリットとして完全に筆者の気まぐれで運営しているので、その辺の信憑性については一切保証していません。筆者個人のこと以外についても、例えば何かの製品の紹介とかで深掘りした話とかも極力正しい情報を載せる努力はしていますが、過信はしないことを推奨しています。

 

iPad(第9世代)が、届いた。

10月の終わり頃にApple Store(オンライン)で注文していたiPadが届きました。12月2日〜9日の間に届く予定だったのですが、若干早く届きました。

第8世代を使っていた筆者からすれば代わり映えしない機種であるとは思いつつ、価格と機能のバランスは取れていると感じました。iPad miniがモデルチェンジした現状では唯一のイヤホンジャック搭載iPadであり、ストレージも64GB化され、第8世代の時よりも機能的な魅力の増したモデルになった感じはします。一方でフロントベゼルは黒で統一されてしまい、カラーも減ってしまったのは少し残念です。また、非フルラミネーションと第1世代Touch ID、下部スピーカーは継承しており、ちょっとした場面でストレスに感じることがあるかもしれません。

 

そろそろ、3ヶ月。

あと20日程で筆者がiPad miniとiPhone13を購入してから3ヶ月になります。何故いちいちこんなことを言うのかと言うと、スマホタブレットは3ヶ月経つと大抵動きが悪くなる(ように感じる)ためです。

新品でも中古でも共通するのですが、筆者の経験則的にこの手の端末は使い始めてから3ヶ月経つと異様にストレスが増えます。筆者はこれを勝手に三か月病と名付けているのですが、恐らく使い始めてから時間が経過し実際に不具合が増えているのと、購入した時の新鮮さや新品補正が消えるタイミングと重なることが原因。これに陥ると1か月くらいはストレスが溜まりますが、それを超えると意外と気にならなくなります。そのまま失墜する端末もちょくちょくいますが。

iPhone13はルーター程度にしか使っていないので知りませんが、iPad miniは現在この傾向にあります。具体的にはタッチ感度が落ちた気がします。筆者はタッチ感度の低い端末は著しく評価を下げるので、復活してくれることを祈るのみです。一方で完全にiPad miniの問題だとは考えておらず、乾燥の影響もあると考えています。ので、現状は「仕方ないか」で済んでいるので評価は特に落としていません。筆者の手はiPhoneXRが一切反応しなくなったことがある程度には乾燥します。

 

MEGAが、改悪された。

MEGAは無料で50GB使える、しかもそこそこ通信が速いのでバックアップにかなり重宝していました。そして昨日MEGAにバックアップをアップロードした時のこと。何故か容量上限通知がきました。筆者は30GB程使用していましたが、規定の50GBには届いていません。おかしい、ということで色々な可能性を考えていたのですが、どうやらMEGAの上限容量が20GBに変更されたようなのです。つい最近から新規ユーザーについては20GBが上限という仕様変更がされていたようで、ついに旧ユーザーにもそれを拡大した様子。それと同時に達成が有効期限前に切られていた。これについて物申したいことはありますが、それよりも気になったのはこの仕様変更がサイレントということです。

MEGAはこの仕様変更について一切通知していません。アプリ通知でみかけたこともありませんし、メールにすらきていません。アプリ通知はともかく、メール通知すらせずに最大容量という重要な要素を黙って下げるというのは控えめに言ってどうかしています。今までMEGAについては悪印象は抱いていませんでしたが、この一件で失墜。容量を下げられたことについては無料プランですし仕方ないとは思いますが、無料で50GB使えるとかつて言っていた手前黙って上限引き下げは問題です。一応容量超過分については現状読み込み可能ではあるようですが、気分としてはかなり悪い。黙って仕様変更するようなサービスは一切信用できません。それでOKならなんでもアリですからね。直接MEGAに文句を言う気にすらならないので、データ引き上げてさっさとアカウントを消すことにします。

【追記】

↑が面倒なので放置していたらついに「アカウントロックするぞ」というメールが届いた。

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ロックの前にするべき通知は容量減らしたこととその説明でしょう。というか、2度もそのメールを送る余裕があるならばサービス内容変更したことをまず通知しろという話。こういう舐めたことされると一切信用できない。

 

ちょうどよく、NASが届く。

少し前にAmazonで注文したNASが届くらしい。これについては届いてから詳細をブログにするつもりです。MEGAが選択肢として潰れたこのタイミングで、ちょうどいい。

 

WD80EAZZが、気になる。

買うわけではありませんが、気になる分には自由です。型番からわかる通りWDの8TBなHDDなのですが、こいつがどうやらCMRらしいのです。WD BlueのSMR化が進んで落胆していた中でのCMRなBlue。価格もBlueということもあって抑えられており、何より筆者の興味を引いたのが筐体がHGSTという点。うるさいと評判だったHGST製HDDと変わらずうるさいと評判ですが、寿命が長いのであれば無視できる要素です。現状SMRが増えてきた中で、次何かしらのHDDが壊れたら選択肢としてはかなりアリです。怪しいのはWD40EZRZ辺り。

ただ、こいつがDeskstarの後継であれば耐久性については微妙です。筆者はDeskstarNASとUltrastarについては耐久性を評価している一方で、Deskstarやその血を引いているDT01系はあまり信用していません。Blueという位置付けを見るに恐らくDeskstar枠な気がしますが、かなり新しい製品ということもあり寿命については評価できないのが現状です。

 

2.5GbE化を、した。

以前から「1GbEのたかが2.5倍なのに無駄に高くてコスパが悪い」と、買いもしていないのに文句を言っていた筆者ですが、LAN内のみ2.5GbE化しました。WANについては契約がアレなのと空気の読めないPR-200NEのお陰で未だに100Mbですが、デスクトップPC、NAS、ノートPC間については2.5Gbで通信できるようにしました。今後これにルーターを追加するつもりですが、狙っているものが品薄なのでしばらく後になるかもしれません。また、これらについては今後記事のネタにするつもりです。

iPhone13について、気になることを書いてみる。

この記事、特に意味はないのですが。

下書きに残っている記事を完成させるのが面倒になったとか、別にそういうわけではないです。

 

滑り出しは、良好。

確かに出荷の遅延等も見られましたが現在は回復傾向にあり、半導体不足が嘆かれていた現状と昨年の12シリーズの状況を考えればよかった方ではないかと思います。布が不足したのは謎ですが。

12からのマイナーチェンジで不具合を起こされても困るところですが、実際は今のところ大きな不具合には当たっていませんし、報告も聞きません。毎年恒例であった新型iPhoneのモバイルデータ通信不良もありませんでした。

強いて言えば先日iPhone12, 13シリーズ向けにiOS15.1.1が配信されましたが、これは13というよりも12から引きずっている不具合だったようなので、固有のものとは考えていません。

 

パネル感度が、良すぎる。

購入当初から気になっているのですが、異様にパネル感度が高いです。これによりメリットデメリット共に発生しているのですが、まずメリット。画面サイズが同じiPhoneXRや11では反応しなかった操作が反応するようになりました。ゲームで顕著で、2本の指を同一の指として認識するということがほとんどなくなったのはかなりストレスが減りました。

一方で毎日悩まされているのがポケット内での暴走です。ポケットから取り出すと大抵勝手にSpotlightの画面になっており、有機ELで焼き付きが気になるのでやめていただきたいところ。一時期はタップしてスリープ解除を無効にしていたのですが、これがかなりの手間だったので現在はポケット内で勝手に動いていても無視しています。これはXRや11では発生していなかったことです。

 

デジタイザが、変更されているらしい。

明確な情報源がないのであまりアテにしないでください。iPhone13シリーズでは全モデルでオンセル式のY-OCTAを利用しているという話があります。異様なパネル感度が筆者の13のみの個体差でない限り、この変更が影響している可能性があります。実際iPhone13についてはパネル感度が高いという報告は散見されるので、ありえない話ではないという感じです。

 

13のパネルは、割らない方が良いかも。

何を当たり前な、という感じですが。これは、他モデルにも増して割らない方が良いということです。まず、割った場合タッチが効くのかかなり微妙です。最近のスマホは画面を割ってもあるい程度なら反応する傾向がありますが、デジタイザが変更されている以上どのような動きをするのかがわかりません。発売から時期が浅いこともあって割れた事例も少ないです。何だかんだ動く気はしますが。

もう1つはBOEがiPhone13向けのOLEDパネルを出荷しだしたことです。現状はリペア用パネルのみの出荷らしいですが、要するに故障して修理に出した場合、BOEのパネルを搭載してくる可能性があります。BOEの品質について一切信用していない訳ではありませんが、SamsungであればS8までは焼き付きが酷かったとはいえ今までOLEDパネルを長らく製造してきた、そして今までのiPhoneにほとんど採用されてきたという実績があります。一方でBOEについては統計がほとんどありませんし、LGですら歩留まりが悪くて蹴られかけている状態なので、即信頼に値するものではないと考えています。

 

ノッチは、幅は狭くなったが...

さっきうっかり筆者の嫌いなネットメディアの記事を踏んでしまい、そこに「みんな忘れてると思うけどiPhone13のノッチは縮んでるんだよ!」的なことが書いてありました。これについてメリットデメリットを考えたときに、筆者はデメリットの方が大きいと考えています。ノッチが約20%小さくなったことでデザイン的には多少改善された気もします。確かにノッチの横幅は狭くなっていますが、若干縦方向に伸びています。これが意味することは、長方形のコンテンツを表示した場合の有効な領域は狭くなっているということです。バッテリーのパーセンテージ表示ができる訳でもなし、ステータスアイコンが増える訳でもなし。背面カメラが肥大化して内部スペース的に邪魔だったからとかその程度の理由でしょう。ここまで踏まえたうえで、進化の少ないことを皮肉で言っているのであれば大したものですが。

 

今後のiPhoneは、不安。

厳密には今作で感じたことです。今回のiPhone13ですが、前にも書いた通りマイナーチェンジにしても進化が少なすぎます。機能的にも、性能的にもです。前者は「マイナーチェンジだから」で片付けるのであれば気にならないこともないですが、過去のiPhoneの流れを考えると後者は気になる点です。

まず、筆者が思うマイナーチェンジiPhoneは5→5s、6→6s、7→8、X→Xs辺りです。これらに共通する点として、デザインの変更や機能追加は少ない一方で性能は大きく向上しています。

A6→A7では64bit化で業界を騒がせました。

A8→A9はコア数こそ変わっていないものの、ベンチスコアでは2倍近い数値を叩き出しています。

A10→A11ではコア数が増加し、自社設計GPUの搭載、NeuralEngineも追加されました。

A11→A12ではコア数は据え置きながらもNeuralEngineの強化も図られ、iOS15ではA11以下と機能の差別化が図られました。

では、A14→A15はどうでしょうか。CPUについてはiPhone向けのものではクロック速度が向上し、若干の性能向上がありました。が、N5P採用で省電力化、なんて話もありましたが実際にはピーク消費電力はA14よりも増加しているという報告もあります。ダウンクロックされているiPad mini向けのものは性能がA14とほぼ変わらず、実際のAppleの発表でもiPad Air(A12→A14)の宣伝と同じ、A12比40%という数字が使われました。GPUについても13ProシリーズとiPad miniでは5コア版が採用されて性能は向上しているものの、13シリーズの4コア版についてはA14と大差はありません。唯一NeuralEngineについてはダブルスコアに近い数値で向上しているものの、これは毎年この傾向にあるのでA15で特別、というものではありません。また、A15はA14比チップが肥大化しています。A15についてはA14を高クロック化、もしくはGPUを5コア化しただけ感が否めません。何よりA14との性能差がないことはApple自身が認めてしまっており、9月の発表時にA14と比較せず、Androidスマートフォンという曖昧なものと戦わせていました。2022年のiPhoneでの3nm採用が見送られたという話も聞きますし、今作の進化のなさから考えるとAシリーズチップについてはかなり心配です。

機能面でも同じことが言えます。今作についてはカメラでお茶を濁した感が強いです。TrueDepthセンサーについてもパーツが小型化したのではなく、スピーカーを上に追いやって配置を変えただけ。カメラは性能据え置きでレンズがデカくなっただけ。センサーシフト手ぶれ補正を全モデルに拡張、シネマティックモードの追加。13の変更点なんてこれくらいでしょう。12比価格が落ちているので筆者は大きな問題とは考えていませんが、新機能という面では一切魅力のないモデルといえます。

おそらく来年は、何故かLightningを嫌っているEUの動きもあるのでいよいよType-C搭載に動くと思いますが、正直それ以外に期待できることはない気がします。FaceIDは意地でも譲らないみたいですし、ユーザーのニーズに応えた、もしくはユーザーを驚かせるようなiPhoneは期待できない気がします。

 

不安ではあるが、不満ではない。

では13が駄作だったかというとそうではないと考えています。確かに進化は少ないですが、その分値下げ、そして安定性が向上しています。極端に時代遅れというわけでもありませんし、買って後悔する端末ではなかったと思います。

 

個人修理は、日本には来ない。

13とは関係ない話。Appleが個人向けにリペア用キットとリペアパーツを提供するなんて話がありましたが、日本に上陸することはありません。最大の理由は電波法です。あまり知られてはいませんが、免許を持った人間以外がスマホを分解して、それを使うと電波法違反になります。電波系統のパーツを弄っていなくとも、パネルを開けただけでNGです。これは「電波系統を弄っていない証明ができないため」らしいです。では動画で撮りながらやれば良いのかというと、これも「デジタルデータは簡単に改変できるため不可」らしいのです。法が絡んでくるとなると企業側も提供できませんので、自身でiPhoneを修理できることは現状なさそうです。

で、電波法筆頭に日本はデジタル関係で後進国すぎます。総務省がろくに機能していない時点でお察しです。事実、日本はスマートフォン等電子機器を扱うメーカーからは相当舐められており、隣の大国の製品をチープだと馬鹿にしてる割には規格不適合品が流通しまくってるだとか不良品の保証をされないだとか散々な状態です。例えばアメリカであればこのような舐めた企業がいれば即訴訟に発展するのでまともな製品だったり、サポートを手厚くしたりとかがあるのですが、日本では波風立つことがそうないので何かあってもサイレント仕様変更とか責任転嫁とかで誤魔化されます。いい例がXperiaで、Zシリーズが水没故障してアメリカで訴訟発展した際、アメリカ国内では多少の保証が行われたようですが日本では利用者が悪いと言わんばかりの全額負担の有償修理です。国内企業ですらこの始末なのでそりゃ海外メーカーだって同じことをするでしょう。

パネル開けたら電波法違反、とか中古端末賑わせたいから端末値引き禁止、とかやってることがいちいちズレてるんですよ。根本的に新品の端末が買われなければ中古端末なんて出回りません。さらに中古なんて前オーナーがどんな使い方してたかもわかりませんからね。2~3年後には中古市場はオンボロ時代錯誤ハイエンドかチープな端末しか出回らなくなりますよ。ここで愚痴っても無駄以外の何でもないですが。

USB Type-Cの延長ケーブルは、規格違反。

先日iPad miniにUSB Type-CなmicroSDカードリーダーを挿そうとしたところ、リーダーの筐体がデカすぎてケースと干渉してささらないというプチ事件が起きました。これ、延長ケーブル買えば解決なのでは、と思ったのですが、よく考えたら規格的にダメじゃねということで改めてUSB Type-Cの規格を確認してきました。

 

【2022/3/24追記】

記事内でコネクタ形状であるType-A, B, Cを優劣をつけて記載していましたが、コメントで指摘を頂き、表現として誤りであるため修正しました。主張内容については変更はありません。

 

結論から書けば、規格違反。

まず、ポピュラーな規格違反について。

割と有名な話で、Type-Cを変換するようなアダプタは規格違反です。例えばType-C(レセプタクル)→Type-A(プラグ)とかです。こういうのはAmazonとかでも普通に売っているので要注意です。一見便利そうというか実際便利だと思われるのですが、仕様上発火や発熱するリスクがあり、実際にレビューでも発熱して溶けた事例が報告されています。リンクは貼りませんが、AmazonでB07PY1GVW2で調べるとわかるかと思います。

 

役に立たない、Amazon's Choice。

最高にふざけているのはこういう発火とかのリスクを抱えている商品にAmazon's Choiceとか平気で書かれている点。Amazon's Choiceの実態はAmazonが「これいいんじゃね?」と思ったものに対して付けているバッジです。一応レビューと価格と発送期限が基準で付けているものらしい。何が言いたいかというと、これらはAmazonが勝手に推しているだけであって、そいつらが規格に適合した商品だとか、そういった安全性を保証する称号ではないということです。

実際いろいろ調べていると「Amazon's Choiceだから品質は大丈夫!」とか書いている記事がたくさんあります。これ、その記事の執筆者がどうこうの前にろくな基準で選定してないAmazonが悪いと筆者は考えています。「Amazonお墨付きなら安心」と思ってしまう購入者は少なくないはずですし、何よりAmazon側もこれを目指していると思うのですが。問題のある製品に対して安心感を与えてしまうと言う点ではAmazon's Choiceは害です。Amazon's Choiceはアテにしてはいけません。

勘違いしてほしくないのは、Amazon's Choiceの中に問題のある製品が混入している、ということであり、Amazon's Choiceがある=全てが粗悪品という訳ではないことです。もちろん無問題である優良な商品も多くあります。

 

で、延長ケーブルは?

話を本題に戻して、Type-C(レセプタクル)→Type-C(プラグ)という延長ケーブルはどうかという話。実は延長ケーブルであっても規格違反となります。まず、USB Type-Cの変換についてはMicro-B(レセプタクル)→Type-C(プラグ, USB 2.0)とType-A(レセプタクル)→Type-C(プラグ, USB 3.1 Gen1)以外は基本的に認められていません。これら以外の変換を使用していて発火したり不具合が生じたりしたとしても不思議ではありません。

で、USB Type-Cのレセプタクルを持った変換アダプタは規格で認められていません。 「type c 変換アダプタ 規格」とかで調べても意外としっかり書いている記事が少ないので「実はいいんじゃね?」とか思ってしまいますが、購入や使用はしないこと推奨です。発火、発熱事例までは見つけられなかったものの、Type-Cなのに片面しか対応していないと言う妙な挙動をする報告は見かけたので、手を出さないのが吉でしょう。

さらに、USBについてはケーブルの長さについても規格で明確に定められています。USB3.xのType-Cケーブルの場合、ほとんどが1m以内という規定があるので、それ以上の場合は注意が必要です。ただし、プラグの組み合わせやUSBのバージョンによってはそれよりも長いものも許可されていることもあります。

規格について明記していない記事が多い延長ケーブルですが、実はこのように問題が山積みです。

 

規格策定側も、悪い。

USB、何を目指した規格なんだと。一般に浸透していてかなりの頻度で使われる規格で、発火のリスクすらある製品が普通に出回っているのは問題です。言わずもがな最大の問題はそういう製品を世に送り出すメーカーですが、策定元が下位互換性を中途半端にこだわったせいでこのような状態になったとも考えられます。筆者はこのへんの業界に興味を持っているので事前に判断ができますが、何も興味もない人が見かけてしまい、便利そうだと感じれば買ってしまうのは普通の流れです。ましてや「規格違反だ」とか指摘されてもなんのこっちゃですし、発火したら意味がわからんという状態でしょう。

もともと手軽さを求めた規格だと思うのですが、業界人とかにしか知られていない仕様がある、しかもリスクを孕んでいるというのはいかがなものかと。USB3.xの名称変更とかもそうですが、もう何を目指してる規格なのかわかりません。マーケティング都合以外の理由があるのであれば是非説明してもらいたいところです。

 

物理的に挿さる、トラップ。

色々な規格が進化した現状、物理的に挿さればOKという時代は終わったなという感じがします。このUSBもそうですが、HDMIにしたって、LANケーブルにしたって、バージョンが多すぎて、どこからが何に対応しているのかはこの辺の知識がある人間でなければわかりません。自分の手持ちのinspiron5480がまさに良い例なのですが、HDMIは1.4でFHDまで、RJ-45は100BASE-TXまで。こんなの時代錯誤ですよ。そもそも、これらにバージョンがあることを知っている利用者が何割いるのか。

有機ELが気に入らないので、持論を書く。

この記事のきっかけはiPhone13の有機ELを見て「きったねーな」と思ったこと。

こんな出来の悪いパネル売りつけてLGとSamsungは恥ずかしくないのかと思うレベル。

 

初日でわかる、ケチさ。

筆者はMi9、XZ3、iPhone13と有機EL端末を触ってきたのですが、その全てに共通することとして、届いた初日に「有機ELってしょぼいな」と感じてきました。この感想は半分当たっている一方で厳密には誤解があります。

 

サブピクセル配列が、悪い。

ペンタイル、存在価値皆無。

普通に使用する距離でもすぐわかる画面の荒さ。この点については有機EL云々というよりは、サブピクセル配列にダイヤモンドペンタイルを採用しているのが最大の原因だと考えています。

普通のRGBストライプはRGBというサブピクセルを1ピクセル(1セット)と考えます。大抵の液晶パネルはこれを採用しています。

一方で、多くの有機ELパネルで採用されているのはRGBGというダイヤモンドペンタイルです。一見Gが1つ多い分高解像度に見えるのですが、これがペンタイル配列の罠です。理解不能な理論なのですが、実はRGで1ピクセルBGで1ピクセルとカウントするためRGBGは2ピクセル扱いとなります。つまり、1ピクセルのみでは成立しないのです。配列がRGBストライプのようにきれいに並んでいる訳ではなくGが下に若干ズレています。ストライプとは違って隣接するサブピクセルを柔軟に使って発色するので単純な比較はできませんが、ピクセル数で考えれば基準次第でRGBストライプの50~60%しかないことになります。

 

実は、ピクセル数は11と大差ない。

11はIPS方式の液晶でRGBストライプを採用しており、解像度は828x1792

13は有機ELでダイヤモンドペンタイルを採用しており、解像度は1170x2532

 

比較すると数値上は13の方が解像度は高いのは一目瞭然ですが、実は上の理論で計算し直すと話が変わってきます。

 

まず、11のピクセル数は

828*1792=1,483,776

60%で計算してみると

1170*2532*0.6=1,777,464

割と差がないことがわかります。

 

50%で計算すると

1170*2532*0.5=1,481,220

11の方が高いことになります。

 

何故、こんなのが出来上がったか。

技術不足。実はHD画質でOLEDなRGBストライプなパネルが出回ったことはありますが、FHD以上はほとんどペンタイルです。で、人の目は緑により敏感という特性があるので緑を増やして配列を弄った感じ。ここまでは百譲っていいとして、問題はピクセルの数え方。RGBGで1ピクセルとしておけば良かったのに、技術不足ごまかしついでに消費者を騙す方面に走って、あたかも高解像度かのようにして売りつける。技術不足な上に詐欺、しかも汚いのがバレバレって、やってて恥ずかしくないんですかね。

 

しかも、発色が悪い。

ストライプのようにきれいに並んでいないので、ボソボソとした表示になります。また、色をのせても若干黒っぽさが混じり、濁った印象を受けます。これは今まで触った有機EL端末全てに共通して感じたことです。

 

メリットも、ある。

先程存在価値皆無とか書きましたが、実はメリットも存在します。低コスト低消費電力です。ただ、これはピクセル数をケチっていることに起因するので、正直メリットとして扱えるのか微妙。また、GalaxyやiPhone用のパネルはこれでも$100とかするらしいです。

 

有機EL自体も、問題。

焼きつきは、故障。

筆者が有機ELと言われて真っ先に思いつくのは焼きつきです。一応焼きつきの原理を簡単に書くと、有機ELは液晶と違い、画素自体が光っているので発光時間が長くなると劣化して輝度が落ちます。表示するコンテンツによって劣化具合に偏りが出てくるので発色に異常をきたすのが焼きつく理由です。つまり、ダイオードの故障です。焼きつき=ぶっ壊れてる状態なのです。

液晶もVAとかIPSだと稀に焼きつきますが、こいつらは原理が違います。一時的にパネルに静電気が帯電することによって起きるものなので、電源消してほっとけばほとんどの場合は直ります。液晶の焼きつきが可逆的なのに対して、有機ELは不可逆的なものになります。

 

輝度が、低い。

コントラスト比はHDRコンテンツ再生時になかなか役立っているようですが、一方で輝度が低いのはネックです。徐々にマシになってきてはいるものの、HDRを今後推していくのであれば有機ELという選択はないなという感じがします。

 

実は、スマホ有機ELについては賛成。

散々に叩きましたが、筆者の立場としてはスマホでの有機ELについては賛成寄りです。正直に言えば液晶を残して欲しい、荒く見えるのは嫌だというのはあるものの、それ以外の点については有機ELは適任といえます。

有機ELはバックライトを必要としない構造上、液晶よりも薄く設計することができます。これはスペースが限られているスマホにおいては大きく貢献する箇所と言えます。

また、先述の通りペンタイルはケチっている分省電力です。ダークモード対応コンテンツが増えてきた現在であれば劣化についてもそこまで神経質にならなくて良いと思います。さらに、スマホリチウムイオンバッテリー筆頭に消耗品の類であるので、3年使えば十分、偏った使い方をしなければ流石の有機ELでも露骨に劣化はしないと思います。

 

一方で、テレビは反対。

4Kや8K、HDRコンテンツに移行するのであれば有機ELは邪魔です。テレビにおいて有機ELが実力を発揮できるのはコントラスト比程度で、その他については液晶の方が有利です。先述したとおり、有機ELには輝度が低いというデメリットがあります。HDRコンテンツにおいて輝度は重要です。コントラスト比も重要ですが、これについては液晶でもミニLEDといった技術で十分対抗できます。

また、製造コストがかかるのでデカくしたり高解像度化すると価格が跳ね上がると言う問題も抱えています。液晶でもデカくすればコストはかかりますが、有機ELよりはよほど安価です。

安価なモデルは4Kの液晶、高価なのは8KのミニLED液晶、これで十分です。

極端な薄型化や省電力化を必要としない以上、有機ELのメリットを必要とする場面はそこまでありません。

 

タブレットは、やめてほしい。

先日次期iPad Air有機ELの開発が破綻したという噂を聞いて安堵していたところです。ここ最近はiPad Airの技術はiPad miniに流される傾向にあるので、そこで倒れてくれればiPad miniに流れてくる可能性も低くなります。

タブレットにおいて反対である理由は、映像視聴用としての需要があるためです。タブレットも携帯型の端末ではあるものの、バッテリーは大容量化しやすく、省電力性や省スペース性についてはそこまで重要ではないので、有機ELにする必要がありません。タブレットに何か表示しながら作業、というのもありえるので焼きつきのリスクがある有機ELは不向きです。

 

関係ない話。家電量販店で有機EL液晶テレビが並べられていて「比較コーナー!」みたいなのがあったのですが、液晶側の方が極端に劣化していたのか、意図的に設定をいじられていたのか知りませんが発色悪いというか異常でした。こういうセコいことしてまで売らせたいんですかね。この件については有機EL云々よりもその店に対する個人的評価が落ちただけですが。