Core's Blog

何か、いろいろ書く。

Xperia XZ2 CompactのAndroid10が不安定だった。のでNewFlasherでAndroid9に戻した。

タイトル、めっちゃ長い。

 

筆者はXZ2シリーズのROMの安定性と本体の耐久性、中古相場の安さに惹かれてそこそこな台数を購入しています。

そして動作が不安定として話題のXperia XZ2シリーズのAndroid10。

ここまで話題だと逆に気になるので、SO-05KやSOV37、38、39辺りはAndroid 10にして弄ってみたこともありましたが、ROMの安定性を買ってXZ2シリーズを使用しているのに、安定しないROMを使っては意味がない。

ということでXperia CompanionでAndroid9に戻していました。

 

そんな中、先日届いたH8324。

海外版のXperia XZ2 Compactです。

普通に使おうと思って購入したのですが、届いた時からAndroid10

とはいえ、国内よりはアップデートが早いだろうと思い、当初の予定通り普通に使うことに。

が、指紋認証が遅いわ、音が飛ぶわでやはり安定しない。

そしてさらに、今回購入したのは香港版で、アップデートが遅い

現在も、他国版に比べてビルドが古いという状態でした。

これだと改善パッチも期待できず、どうにもならないので、少し前に失敗して断念したNewFlasherでのROM焼きをリトライすることにしました。

 

お決まりですが、すべて自己責任で。

 

国内版のXZ2シリーズは、Xperia Companionで戻せる。

可能な機種 : SO-03K, SO-04K, SO-05K, SOV37, SOV38

 

海外版の方、XZ3の方は読み飛ばしてください。

国内版のXZ2シリーズであれば、公式ツールであるXperia CompanionでAndroid 9に戻すことができます。

ただし、これは正規の利用法ではないので何かトラブルがっても恐らくサポートしてもらえません。

初期化されますので、データのバックアップ、Googleアカウントのパスワード等を控えておくとよいです。

パスワードを忘れると、盗難防止機能により一切端末が使用できなくなる可能性があるので、心配な方はAndroid 9に戻す前にGoogleアカウントからログアウトしておくことをおすすめします。

 

XperiaCompanionの修復機能

利用可能な最新バージョンのファームウェアをインストールしなおすことで、OSが破損していた場合やアプリが起動を妨げていた場合等に修復することができます。

 

1、Xperia Companionをインストール、起動します。

2、XperiaをMTPモード(データ転送モード)でPCと接続します。

アクセス許可のポップアップがXperiaに表示されるので、許可を押せば自動でMTPモードになります。

3、XperiaCompanionの 修復 機能を選びます。

4、画面に沿って進めていきます。

途中、ファームウェアのダウンロードがあるので時間がかかります。

5、Xperiaの電源が落ち、修復が開始されます。

6、しばらく経つとXperiaを取り外して電源を入れろという指示の画面が出るので、Xperiaを切断し、電源を投入します。

7、起動すれば成功です。

 

海外版のXZ2シリーズの場合

こちらの方法をとる方は、それなりに知識がある方だと思うので、かなり飛ばして書きます。元々備忘録程度だし...

また、52.0のファームウェアを所有していることが大前提になります。

恐らく、まともなCDAの52.0のROMはXperiFirmからのダウンロードは不可能です。

海外版の場合はXpeira Companionを用いたダウングレードが不可能なため、NewFlasherを使用します。

FlashToolでも使えるかもしれませんが、どうも挙動が怪しかったのでA/BパーティションのROM焼きには向かないのかもしれません。

 

まず、FlashToolをインストールし、ドライバの強制署名をオフにして再起動、Flashtoolの実体があるフォルダのドライバのインストール。

FlashMode、一応FastBootMode辺りのドライバをインストールしておけばOKです。

NewFlasher v20を用意。

Changelog的なのを見る限り、A/BパーティションAndroid 9には最低限対応しているようでした。

そしてROMを用意。

筆者は、去年の3月ごろに確保しておいたCustomizedAUのROMを使用します。

NewFlasherの実体があるフォルダに、sinファイル等のROMを直接入れます。

TAファイルはブリックの原因になりかねないので、あらかじめ削除しておきます。

特に、SIMLOCK.TAは要注意です。

実はbootフォルダにもTAが隠れているので、それも消しておきます。

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こんな感じ。

FTFを解凍した場合はboot_delivery.xmlをbootフォルダの中に入れ、partition.zipは解凍しておきます。partitionフォルダ直下にSINファイル等が入っている状態にすればOK。

 

Xperia側に少し細工が必要らしいので、少し弄っておきます。

開発者向けオプションを有効にし、OEMロック解除を許可、USBデバッグを許可しておきます。

本当に必要なのかは不明ですが、一応。

別にBLUするわけではないのでご安心を。

 

準備ができたらFlashModeで接続し、newflasher.exeを実行。

色々聞かれるので最初の2回はnを選択、A/B slotがどうたらという旨の選択肢がでてきたらyを選択。

ROM焼きが始まります。

ROM焼き中に、partitionがどうたらでまた選択肢がでてきます。

筆者はyにしておきました。

バイスを切断してもよいという旨のメッセージが表示されたら切断し、起動させます。

無事起動して、ビルド番号を確認してFlashしたバージョンになっていれば成功です。

もし、ブートループした場合はそのままNewFlasherでROM焼きするのはリスキーなので、一度Xperia Companionで修復をかけることをお勧めします。

 

無事にAndroid 10から9に戻すことができました。

実はこの前に、筆者は一応最新ビルドも試しておきたいということでAndorid 10のCustomized AUの52.1.A.0.672をFlashしてみました。

NewFlasherではAndroid 10のROM焼きも可能ということが判明し、その他にもXZ2シリーズのAndroid 10は最新ビルドでもいまだに不安定ということも判明しました。

当分、というかXZ2についてはAndroid 10は最終ビルドも期待できなさそうです。

 

実は、Error 5で断念していた。

最初試したときはOptiPlex990で実行したのですが、Error 5でFlashできず。

USBのアクセス周りが怪しかったのですが、調べてみても同様の事例はなかったので断念。

ProBook 4730sで試したところすんなり成功しました。

ドライバがうまくマッチしていなかったのかもしれません。

 

何故国内版のみ戻せるのか

長ったらしいので気になる方だけ。

Xperiaの場合、ファームウェアアップデート時に2つの方法でファームウェアが提供されます。

1つ目がOTA形式。

OTAはOver-The-Airの略で、要は無線通信でデータをダウンロードすることを指します。

端末単体でアップデートをする場合はOTA形式となります。

また、Xperia Companionで「アップデート」を選択した場合にもこの形式のアップデートが用いられます。

2つ目は、正式な名称はわかりませんが、ファームウェア丸ごと配信する形式。

こちらはXperia Companionで「修復」を選択した場合に用いられます。

 

どちらの場合でも、ビルド番号は変わらないので内容はほぼ同じです。

 

1つ目の方(OTA)は、基本的にアップデート実行時に、それよりも前の対応しているバージョンのOSがインストールされている必要があります。

また、Xpeira Companion経由でダウンロードすることができますが、インストール時にはそのパッケージを端末側にコピーし、端末側がインストールをする仕組みになっています。

 

2つ目の方は、基本的にはインストールされているOSのバージョンに関係なくインストールすることができ、最悪OSが壊れていたり、端末側に存在しなかったりする場合でもインストール可能です。

非公式のツールを使ってバージョンを下げたり、Root権限を取得する際に用いられるのもこちらです。

こちらは端末ではなく、PCからファームウェアをインストールする形になるので、Xperiaが起動不能に陥った場合等にはこちらの方法を用いることで復旧できる場合があります。

 

OTA形式は、インストール時に実行されているOSのバージョンに左右されるため、過去のバージョンであっても、SONYがサポートしている限りは配信し続けられます。

また、バージョンによっては何度もアップデートをする必要があることがあります。

一方、後者の「修復」に用いられるファームウェアの場合はインストール済みのファームウェアに依存しないため、最新版のみが配信されます。(過去のバージョンは配信が停止されてしまいます。)

が、ダウンロードして保存しておけば過去のバージョンでもFlashTool等の非公式ツールを用いてインストールすることができます。

 

ということで、「修復」機能を用いれば現状配信されている最新バージョンにアップデートすることができます。

しかし、国内キャリア版の端末は、何故か2度目のメジャーアップデート以降はOTA形式でしか配信しないため、修復機能を用いたアップデートは最新バージョンにすることができません。

そのため、一つ下のバージョンがインストールされるのです。

そのため、XZ2シリーズのように2回メジャーアップデートが来ている場合は、最新の一つ前のバージョンのAndroidがインストールされます。

基本的にはSoftBank以外の国内版の端末ではできるわざなのですが、Xperia Z2、Z2 Tablet、A4、XZs、XZ3ではメジャーバージョンアップが1度しか行われていないため、この方法は使用できません。

 

XZ2シリーズのAndroid10、このまま安定しないのであれば本当に残念過ぎる。