Core's Blog

何か、いろいろ書く。

LANケーブルの選び方についての記事を見かけたので、選び方を書く。

先日、暇つぶしにニュースアプリをなんとなく眺めていたらLANケーブルの種類と選び方についての記事が流れてきました。

先述の通り筆者は暇なので、なんとなく開いてみました。

書いてあることはほとんど問題ないのですが、買わせようとしているものに一部問題があるので、LANケーブルの種類と選び方をこちらで書こうかと思ったわけです。

1年以上前からこの記事は書こうかと思ってはいたのですが、面倒なのと、同様の記事が既に多くあるので放置していました。

が、未だにぼったくり製品を勧める記事とそれを売りつけるセコいメーカーがいるようなので、暇つぶしついでに書いていきます。

 

記事の内容上筆者が見かけた記事の直リンは張りません、トラブりたくないので。

 

目次

 

 

結論から、書く。

筆者自身最後の方に結論を書かれる記事があまり好きではないので結論から書きます。

ケーブル自体はCat6、Cat6Aのスタンダードのものを選んでおけば特に不便はありません。ただし、UTPという、シールド加工のないものを選んでください。具体的には端子部分やケーブル内部にシールドがしてあるというような記載がある製品は避けるべきです。

で、Cat7や7A、Cat8のものは購入してはいけません。ここ重要。

 

補足が欲しい、納得できないという方はこれ以降を参照してください。

 

シールドに、ついて。

なんのこっちゃ、という方には申し訳ないのですが、後の説明で必要なので先に説明してしまいます。

LANケーブルにはノイズを防ぐためにシールドがついている製品があります。LANケーブルのシールドには大きくUTPとSTPの2種類があります。というのは半分嘘で、UTPはシールドなしSTPはシールドあり、という感じになります。意外かもしれませんが、このLANケーブルのシールドは一般家庭で使う分には 無い方が良い です。

勘違いされがちなのですが、このシールドの主な機能は外部のノイズから守ることではなく、ケーブル自身が発するノイズを外部に漏らさないようにすることです。つまり、「電源コードの横通すからシールド付き買っとくか」という買い方はあまり意味がありません。で、このシールドを使用する際には接続する機器の両方が接地に対応している必要があります。家庭用の機器でこの接地が可能な機器は皆無に等しく、STPケーブルは一般家庭で扱うことを想定していないことがわかります。

さらにSTPケーブルはCat6A以降の規格で認められているものであり、Cat6以前のケーブルで採用されている場合は規格違反となります。Cat6AはUTPとSTP共に規格上認められていますが、先述の理由よりSTPな6Aは一般家庭で採用するべきではありません。逆にCat7以降はSTPのみが認められており、UTPケーブルは規格違反品です。

 

カテゴリーに、ついて。

見出し通りカテゴリーについて。カテゴリーはCatと略すことがありますが、基本的に同じものです。Cat5未満の規格については存在するものの根本的に用途が違う、古すぎて使い物にならないので紹介しません。まず見かけませんが、見かけても購入するべきではありません。

ここで紹介する要素以外に周波数というものがありますが、あまり重要な要素ではないのでここでは省略します。

 

カテゴリーごとに、簡単に伝送速度とシールドの有無、買うべきか、家庭向きかを簡単に表にまとめました。

  Cat5 Cat5e Cat6 Cat6A Cat7 Cat7A Cat8
伝送速度 100Mbps 1Gbps 1Gbps 10Gbps 10Gbps 40Gbps 40Gbps
シールド UTP UTP UTP UTP/STP STP STP STP
買うべき × ◎/× × × ×
家庭向き 〇/× × × ×

 

カテゴリー5

100BASE-TXで100Mbpsまでに対応しています。一般家庭で使う分には規格上の問題はないものの、古い規格であり、後述の5eが安くなっている現状あえて選ぶ必要がありません。新品ではほとんど見かけませんが、リサイクルショップ筆頭に中古ではゴロゴロ存在するので注意。

後述するCat5e以降の規格では上記の表の伝送速度以上の速度で通信できるものが存在しますが、Cat5についてはほとんどの場合100Mbpsが上限となります。使い物にならない訳ではないものの現状ではボトルネックになりやすく、ケーブル自体が劣化して通信品質に影響を与える可能性もあるので買い替えをおすすめします。

 

カテゴリー5e

1000BASE-Tで1Gbpsまでに対応しています。購入する最低限はここです。最低限、というとチープに感じるかもしれませんが、性能が悪いかというとそうでもなく、実はCat5比雲泥の差があります。一般家庭に普及しているネットワーク機器の大半は1Gbps以下であり、基本的にCat5eのケーブルを購入しておけばほとんどの場合ケーブルがボトルネックになることはありません。

Cat5eのメリットは価格が安い点であり、特に長めのケーブルの場合はCat6よりもかなり安く手に入れることができます。おそらく現状コスパはトップクラスです。

ややこしくなるので余談程度としておきますが、実はCat5eは2.5GBASE-Tまで対応していることになっており、2.5Gbpsでの通信も可能です。これは規格の範囲内の使用方法となるので、2.5Gbpsで通信しても問題はありません。中には5Gbps、10Gbpsでの通信ができている事例もありますが、基本的には2.5Gbpsが上限であると考えてもらえればと思います。

 

カテゴリー6

1000BASE-T(X)で1Gbpsまでに対応しています。Cat6では十字介在というノイズ対策が施されており、Cat5e比ノイズに強くなっています。

実はCat6は10GBASE-Tでの使用も可能であり、10Gbpsでの通信も可能です。ただし55m以内、エイリアンクロストーク(ノイズ干渉)を考慮すると37m以内という条件が付きます。10Gbpsの場合30mの時点で使い物にならないという話も聞いたことがあるので、基本的に10GbE環境を作る場合でCat6を採用するときは短距離に限った方がよさそうです。

個人的なおすすめはこのCat6で、理由としては最大10GbEに対応できることやCat6A比安いこと、ノイズ対策が施されていることが挙げられます。ただし6Aとの価格差が少ない場合は6Aの購入をお勧めします。

 

カテゴリー6A

10GBASE-Tで10Gbpsまでに対応しています。Cat6AではCat6の十字介在に加えてケーブル内にノイズ対策用のテープが巻かれています。一般家庭用で最もノイズや通信品質の面で良好なケーブルです。

注意点として、このCat6AはSTPも規格上OKということになっています。一般家庭で使う場合はUTPのものを選んでください。

 

カテゴリー7

10GBASE-Tで10Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはARJ-45、GG45、TERAというものが認められています。工場やデータセンター向けであり一般家庭では取り扱えません。家庭で使用できるように売られているものは規格上の問題があります。また、しっかりとした規格適合品であればCat6A以前との互換性はありません。基本的に、家電量販店等で見かけた場合は買うべきではありません。

 

カテゴリー7A

40GBASE-Tで40Gbpsまでに対応、距離次第で100Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはARJ-45、GG-45、TERAが認められています。工場やデータセンター向けであり一般家庭では取り扱えません。家庭で使用できるように売られているものは規格上の問題があります。規格適合品であればCat6A以前との互換性はありません。買うべきではありません。

 

カテゴリー8

40GBASE-Tで40Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはRJ-45が認められています。「RJ-45なら家でも使えるんじゃね?」となりますが、STPが条件ということで接地が必要なため、一般家庭での使用には向きません。

「Cat8は存在しない」という意見をたまに見かけますが、規格策定が比較的最近であることと、Cat7以降規格策定元がややこしいため情報が曖昧であったり少なかったりするだけで、規格として存在はしています。(実際、筆者もCat8, 8.1, 8.2部分の情報収集にはかなり時間をかけており、あまりはっきりとしたことが書けていないのが現状です。間違いがありましたら、コメントにてご指摘いただけると助かります。)

 

カテゴリー8.1

40GBASE-Tで40Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはRJ-45が認められています。Cat6Aと下位互換性がありますが、STPが条件ということで接地が必要なため、一般家庭での使用には向きません。

 

カテゴリー8.2

40GBASE-Tで40Gbpsまでに対応しています。STPのみが認められており、コネクタはARJ-45、GG-45、TERAが認められています。Cat7Aと下位互換性があり、STPが条件ということで接地が必要なため、一般家庭での使用はできません。家庭で使用できるように売られているものは規格上の問題があります。

 

カテゴリー6e

規格として存在しません。売られているのをたまに見かけますが、メーカーが勝手に作ったものであり、規格違反というか規格ですらないので何も書けません。無論、買うべきではありません。規格という点で見れば論外なので、これ以後は6eは存在しないものとして進めていきます。

 

Cat7(A)は、何故ダメか。

家電量販店で売っているようなCat7のケーブルは規格違反品であり、買う必要が全くないためです。

 

全体的に、オーバースペック。

40Gbps、確かにCat6Aまでの10Gbpsと比べるともの凄く良いものに見えます。が、まず使用機器のスペックを確認してみてください。PCであれば大半が1000BASE-T、最近の中堅モデル以降で2.5GBASE-Tがあるかどうか。安いノートPCやレコーダー等の映像機器だと100BASE-TXのものも多くありますが、5GBASE-T以降についてはほとんど普及していないことに気付くと思います。いくらケーブルを良いものに変えても、機器側が1000BASE-Tでは意味がありません。いくらケーブルを良くしても、対応機器の性能以上の速度は絶対に出ません。

従って、10GBASE-Tに対応するCat6Aの時点で十分であり、ほとんどの場合は2.5GBASE-TであるCat5eでも十分であることがわかります。Cat7以降のものを買う必要は全くありません。

 

価格が、高い。

これはメーカーが百悪いです。Cat7以降のケーブルはCat6Aに比べて割高な傾向にあります。ぼったくりです。Cat7以降のケーブルの性能は一般家庭で引き出せるようなものではなく、根本的に規格違反品ではCat7の性能は構造上引き出せません。

 

シールドは、意味がない。

上記2点を踏まえても「でもシールドとかノイズに強そうだし...」となりますが、シールドは不要です。まず、Cat5eの時点で外部ノイズにはかなり強く、故意にノイズの多い環境に引っ張り出さない限りは通信に問題が生じる場面、少なくともそれに気付く場面に出くわすことはありません。Cat6の時点で10GBASE-Tで安定して通信できることは検証されており、5eでも5GBASE-T程度であれば安定した通信が可能です。

先ほども書きましたがシールドについては外部からのノイズに対してはあまり効果がなく、Cat6AでもCat7でも外部ノイズの耐性については大差がありません。逆に接地していない状態でこれらを使用するとスパークのリスクがあるという話もあり、むしろ邪魔でしかありません。

筆者はCat6のスタンダードケーブルで電源コードの横を通していますが、問題が起きたことはありません。

 

規格に、違反している。

Cat7はSTPケーブルで、コネクタはARJ45、GG45、TERAが認められています。これらはいずれも家庭で使用できるものではありません。ではなぜ家電量販店で並べられており、使っている人がいるかというと、規格ガン無視でコネクタ部分をRJ-45に勝手に変えて売っているふざけた企業がいるためです。規格に違反している以上、どのような挙動をするかわからないので、筆者としては迂闊に手を出したくはありません。

LANケーブルではありませんが、USBの規格を逸脱した製品が異常発熱して溶けるといった事例があります。

 

Cat8は、何故ダメか。

Cat8.2については事情はCat7と同じですが、Cat8とCat8.1については規格でRJ-45のみが認められているため、ケーブル自体に規格上の問題はありません。ただし、STPケーブルのみが認められているため、家庭では扱えない製品です。また、Cat7同様オーバースペックであるため、買うべきではありません。

 

GG45は、RJ-45と互換性はあるが...

書こうか迷いましたが、一応書きます。GG45はコネクタ形状を見ればわかる通り、一般家庭に普及しているRJ-45と物理的互換性があります。つまり、GG45なCat7の規格品であるケーブルを何らかのルートで入手した場合、一般家庭でも使用することはできます。ただし、ケーブルはGG45で口はRJ-45という状態の場合はMode1という状態で動作します。GG45はRJ-45(8pin)には存在しない、独自の4pinを持っています。こいつがないとCat7のケーブルの性能を十分に引き出せず、Mode1の状態ではCat6相当の性能での動作となります。つまり、Cat7を買う必要は全くありません。

 

ケーブルの、種類。

カテゴリー以外にも、LANケーブルには種類があります。具体的にはストレートケーブルと、クロスケーブルの2種類があります。ほとんどの場合、ストレートケーブルを選んでおけば間違いはありません。が、後述の条件次第では混在させても問題はありません。

 

ストレートケーブル

PCとルーターを接続する場合はこちらを選びます。ほとんどの場合はストレートを選んでおけば問題はありません。また、市販されているもののほとんどはストレートケーブルです。

手元にあったストレートケーブルが以下。白橙白青白緑白茶 と両端で線が同じ配列になっています。

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クロスケーブル

PC同士を直接LANケーブルでつなぐ際やスイッチングハブ同士を直接繋ぐ、カスケード接続する場合にはクロスケーブルを選びます。ただし、最近のネットワーク機器は上記のような条件でもストレートケーブルで問題なく動作する他、根本的にあまり流通していないのであえてこれを選ぶことはまずないと思います。

ストレートケーブルと違い、同じケーブルにも関わらず両端で線の配列が違います。

手元にあったクロスケーブルが以下。左が 白橙白青白緑白茶 と並んでいるのに対し、右は 白緑白白茶橙青白 と並んでいます。

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AutoMDI/MDI-X

Auto MDI/MDI-Xは、接続機器同士が互いのポートの役割を自動判断して調整してくれる機能です。「最近の機器はストレートを選んでおけば良い」と書きましたが、Auto MDI/MDI-Xに対応している機器であればストレートとクロスどちらでも構いません。

実はPC側のポート(MDI)とスイッチングハブ側のポート(MDI-X)は役割が異なるため、MDIとMDI-Xを繋ぐ場合はストレート、同じもの同士を繋ぐ場合はクロスを使用する必要があります。が、これは過去の話であり、具体的にはギガビット対応機器はAuto MDI/MDI-Xの対応が規格で義務化されているため、1GbE以上に対応している機器の場合は無視して構いません。

自分の機器が対応しているか不明な場合は、大抵は製品の型番を調べれば仕様が出てきます。その際にほとんどの場合はAuto MDI/MDI-Xについて明記されており、明記されてなくともギガビット対応であれば規格を逸脱した製品でない限りはAuto MDI/MDI-Xに対応しています。

 

ケーブルの、太さ。

家電量販店で見かけるLANケーブルの形状は、スタンダードスリムフラットの3種類があります。

  スタンダード スリム フラット
安定性
配線しやすさ

 

スタンダード

最もオーソドックスなLANケーブルです。LANケーブルの基本はこれで、線が太い分外部の影響は受けにくいです。安定性重視であれば基本的にこれを選びます。ただし、線が太いため柔軟性はありません。

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スリム

スタンダードよりも細めのケーブルです。スタンダードよりも外部の影響は受けやすいですが、問題にするようなレベルではありません。スタンダードよりも配線しやすいのが特徴です。

個人的には、2つに挟まれた立ち位置で抜き出た特徴がないため、選択肢的には微妙だと考えています。また、流通数も多くありません。スリムケーブルは筆者が持っていないため写真を掲載できませんでした...

 

フラット

細いというか、薄いケーブルです。カーペットの下を通す等、スペースがないところを通すのに適しています。薄いため通信品質は前者2つよりも劣り、構造上Cat6以降の十字介在のようなノイズ対策ができないため規格適合品ではありません。ただ、家庭で使う上で体感できるような通信品質の問題はないと思われます。買うのであればCat6Aは無駄になるので、5eや6を選ぶようにしましょう。

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撚り線、単線。

LANケーブルの中を通っている線の種類です。LANケーブルは8本の線で構成されています。その中でも撚り線単線の2種類があるのですが、これらについて明記しているのはかなり稀であり、世に流通しているLANケーブルのほとんどは撚り線です。ここは拘るべき要素ではありません。

 

撚り線

7本の細かい線が集まって、1本の線として構成されています。これが8セットあるのが撚り線です。よく見ると、細い線の集まりであることがわかります。商品説明に特に記載がなければ撚り線であることがほとんどだと思います。

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単線

1本の線で構成されており、それが8セットあります。通信品質でいえば単線の方が安定はしますが、カテゴリーや形状に比べるとかなり微々たるものなので、あえて探す必要はありません。逆に単線だとケーブルが硬く、取り回しがしにくいので基本的には撚り線で良いかと思います。

筆者も、単線のケーブルは下の写真の1本しか恐らく持っていません。

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メーカーは、ほぼ関係ない。

BUFFAL〇にせよELEC〇Mにせよ、サン〇サプライにせよCat7の規格違反品やCat8のオーバースペック品を消費者を騙して売りつけているので、国内メーカーだから信頼できるなんてことはありません。が、これらのメーカーでもまともな製品も出しているのでそれらを買えばOKです。メーカーよりもこれまでに紹介したカテゴリーや形状などを考慮して、長さなど用途に合ったケーブルを選べば良いかと思います。長さについては長くすればするほど通信品質は落ちますので、注意が必要です。

筆者が使っているのはほとんどがELECOM製です。

 

延長は、しても良いのか。

延長用のコネクタみたいなのが売られていますが、特に使用しても問題はありません。ただし、コネクタ自体が割高で見栄え的にも通信品質的にも多少劣るので、最初から長いケーブルを一本買った方が安定性もあがり、お得感があります。

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カテゴリーは、混在しても良いのか。

混在についても問題はありません。が、当然ケーブルが機器の性能にあっていない場合はそこがボトルネックになります。例えば、1GbEの環境で、1本Cat5のケーブルを採用した場合はその区間は100Mbpsに制限されます。

 

用途で、買い分けるべきか。

よく「ゲーム用はこれ、ネットサーフィン用はアレ」みたいな感じの紹介のされ方がありますが、筆者としてはこれに意味はほとんどないと思います。

ケーブルの種類なんかよりも気にするのはWi-Fiか有線かです。Cat5eの差とCat6Aの差なんかよりも、Cat5eとWi-Fiとの差の方が大きいと考えています。筆者は極力有線LANを使用しており、無線はスマホタブレット、よく持ち運ぶノートPCや根本的に有線の端子がない機器に絞っています。

強いて使い分けるのであれば、家を建てる時にケーブルを埋め込む場合は、将来を見据えてCat6Aのスタンダードケーブルを入れておくのはアリだと思います。現状は大半が1GbE、良くて2.5GbEで10GbEはかなり稀です。2.5GbEの時点で発熱等の問題があり、かなり苦しい印象を受けるので、少なくとも今後10年はCat6Aが腐ることはないと考えています。

 

フラットケーブルを、切ってみた。

BUFFALOのCat6AなLANケーブルがなぜか通信できなくなったので、この際役立ててやろうということでぶった切ってみました。

このようにフラットケーブルはCat6以降で施されているはずの十字介在がありません。気持ち程度にツイストペアではありますが、言わずもがなスタンダードケーブルよりも貧弱であることがわかります。この写真で言いたいことは、Cat6Aのフラットケーブルに意味がないという点です。Cat5eのフラットケーブルと物理的に差がないので、フラットであれば最初からCat5e選んでもほとんど同じはずです。わざわざ高い6Aにする必要はない、というのが筆者の考えです。

 

最後に、もう一度LANケーブルの選び方。

今までの繰り返しになりますが

 

カテゴリー 5e, 6, 6A(UTP)のどれか

シールドなし(UTP)

スタンダードケーブル

 

この3点に拘っておけば困ることはないはずです。逆に

Cat5以下, Cat7, Cat7A, Cat8, Cat8.1, Cat8.2, Cat6eについては購入してはいけません。

 

無駄な商品を掴まされる方が1人でも減ることを祈っております。