Core's Blog

何か、いろいろ書く。

現行の、Project DIVAシリーズを比較してみる。

どっかの記事でも書きましたが、筆者は今更Project DIVAにハマっています。

それはいいのですが、何をとち狂ったのかSwitch版、Steam版、PS4版すべてを購入してしまいました。

少なくともどれか1つは要らんだろうという感じですが、すべてDL版。中古で売ることもできないので、ブログのネタにすることにしました。

操作感、画質等で比較していきたいと思います。

細かいところまで詰めていくとUIとか違うのでキリがなくなりますが、今回は大雑把にゲームに関係しそうな部分のみ比較します。

 

楽曲比較はこちら

kamabocoblog.hatenablog.com

 

比較するのは

PS4版 : 初音ミク Project DIVA Future Tone DX ver1.14

Switch版 : 初音ミク Project DIVA MEGA39's ver1.0.8

Steam版 : 初音ミク Project DIVA MEGA39's+ ver1.02

の3作品です。

Steam版は海外表記だと読みの都合上MEGA MIX+になることがありますが、中身はMEGA39's+と同じです。

 

早見表を、つくった。

あまりにも文字が多く殺風景でわかりにくかったので、簡単に表にまとめました。

  PS4 Switch PC
収録楽曲数(DLC無) 238曲 101曲 178曲
収録楽曲数(DLC込) 252曲 251曲 251曲
価格(DLC無) 4,290円 3,300円 4,290円
全曲解放最安 8,690円 11,420円 6,300円
1曲あたりの価格 34.5円 45.5円 25.1円
最高画質 2160p60fps 720p60fps 2160p60fps
ビジュアル表現(F/M) F M F・M
ゲーム起動時間 約37秒 約40秒 約9秒
「愛言葉」ロード 約3秒 約9秒 約3秒
「千本桜-F Edition-」ロード 約16秒 約46秒 約8秒
動作安定性

価格は2023年4月時点のものです。

ビジュアル表現のFはFutureTone(リアル調)で、MはMEGA39's(アニメ調)です。

太字はそのプラットフォームの強みであり、赤字は他に大きく劣る部分です。

一曲あたりの価格は 全曲解放最安/収録楽曲数(DLC込) を小数第2位で四捨五入した値です。

全曲解放最安の項目は、それぞれ楽曲解放だけを目指した場合に必要なDLCのみを購入した金額を計算しています。アイテムアンロックキー等は無視しますが、PC版は最初からVIP Editionを買った方が安いのでそちらで計算しています。

 

結論から、書く。

見出し通り結論から書きますが、個人的にはPS4版が最もやりやすいです。DL版本体で揃う楽曲が多い、DUALSHOCK4が標準で使えるので操作しやすい、画質・機能共に十分である、安定している等総合的に見てPS4版を推しています。

ただし、どれが良いかは何を重視するかによって変わってきます。

 

比較する、環境。

モニター

DELL G3223Q

PS4 HDMI (2160p 60fps)

PC DisplayPort (2160p 120fps)

Switch HDMI (1080p 60fps)

Project DIVA側の制約で、PCもゲーム自体は60fpsになります。

 

PlayStation 4

CUH-7000

CT500MX500SSD1

 

Switch

HAC-001(-01)

SDSDQUA-128G-G46A

 

PC

Ryzen 5 3600

GTX1650 GDDR6

DDR4 3000 8GB*2 (16GB)

WDS100T3G0C

 

ストレージ

ゲームデータが保存してあるメディアの転送速度です。SwitchはSDカードなのでかなり不利です。

CT500MX500SSD1 : 560MB/s

SDSDQUA-128G-G46A : 30MB/s

WDS100T3G0C : 3200MB/s

 

 

収録楽曲の、違い。

これら3作品は収録楽曲やPV等中身はほぼ同じですが、版権等の所謂大人の事情的なもので微妙に差があります。DLCも含めた楽曲数を比較します。

 

Future Tone DXには "Ievan Polkka" "ハト" の2曲がありますが "鏡音八八花合戦" は収録されていません。

MEGA39's(+)には "鏡音八八花合戦" はありますが"Ievan Polkka" "ハト" の2曲は収録されていません。

 

単純な楽曲数で比較すれば、Future Tone DXが1曲多くなります。

ネコミミアーカイブは当初MEGA39's(+)には収録されていませんでしたが、2022年夏のアップデートでSteam版、Switch版共に追加されました。扱いは初期収録曲(非DLC)っぽいです。FTDXには元から収録されています。

 

 

価格の、違い。

いずれも2022年9月15日時点で、割引は無視した価格です。

PS4はディスク版、Switchはカセット版が存在しますが、規格上どちらも読み込み速度があまり速くない上に、ほとんどの場合はDL版の方が安いので理由がない場合はDL版をおすすめします。

Switch版はばら売りもありますが、全曲揃える場合の最安はシーズンパスなのでそれ前提で計算します。

 

Future Tone DX

本体 4290円

MEGA39's 3300円

MEGA39's 2nd 1100円

計8690円です。

その他、アイテムアンロックキーが1595円、SNOW MIKUパックが990円で、それらすべてを合わせると11275円になります。

 

MEGA39's

本体 3300円

シーズンパス1 2475円

シーズンパス2 2145円

シーズンパス3 3500円

計11420円です。

 

MEGA39's+

Steam版は最初からVIP Editionを購入することで全曲解放することができます。

VIP Edition 6300円

ちなみに本体と追加曲パックを分けた場合

本体 4290円

Extra Song Pack 3500円

の計7790円で、さらにアンロックキーを購入した場合は8290円になります。

 

 

お得感があるのはSteamのVIP Editionです。逆にお得感がないのはSwitch版です。ただし、先述の通りSwitch版は追加曲がある程度バラで購入できるので、明確にやりたい曲が絞られている場合は安く済む可能性があります。

どのプラットフォームもちょくちょくセールを行っているので、急ぎでない場合はそれを狙うのも良いかと思います。だいたい20~40%程度の割引がされています。

 

画質の、違い。

個人的に大きいと思っているのがここです。

スクリーンショットは 

LOL -lots of laugh-

Nostalogic

です。

 

Future Tone DX

1080p 60fpsで安定してプレイ可能です。

また、PS4 Proでは2160p 60fpsで出力することができます。4Kモニターでなくてもスクリーンキャプチャは4Kで保存されるようです。

アップスケールなのかネイティブ4K描画なのかは不明です。Steam版との違いがわからないレベル、というかむしろPS4 Proの方がきれいにみえるので問題外な気もします。ジャギーがPCよりPS4 Proの方が若干少ないです。

 

 

MEGA39's

TVモード時でも720p 60fpsが最大で、多くの場面でそれ以下の画質になります。

フレームレートはリズムゲーム部分は60fps固定ですが、PVは30fpsに制限される部分があります。

Switchはスクショをjpgで書き出すので厳密な比較はできませんが、元から画質が悪いのでJPEG圧縮による劣化は正直誤差レベルです。

 

 

MEGA39's+

最大2160p 60fpsでのプレイが可能です。

筆者の環境ではちょくちょくフレームスキップが発生しますが、概ね安定して動作します。安定性はPS4 Proの方が上です。

本作の機能として、Future Tone(リアル調)とMEGA39's(アニメ調)を選ぶことができます。

 

また、グラフィック設定が可能です。



ロード時間の、違い。

ここもかなり差が付きます。

 

起動

ゲームの起動時間の比較です。

 

PS4 Pro : 37秒

Switch : 40秒

 

起動時のロゴスキップができないため差がつきません。ただし、筆者のSwitchはよく起動エラーでコケるので、そういう点ではPS4 Proの方が安定的に速いです。

PC版は基準次第で変わります。また、PC版はボタンを押すことでロゴスキップができるのがかなりでかいです。

 

Steam非起動状態からの起動 : 15秒

Steam起動状態からの起動 : 9秒

Steam起動状態かつロゴスキップ禁止 : 36秒

 

Steamの起動に約6秒かかり、ゲームの起動自体は9秒で完了します。

ロゴスキップを禁止した場合は36秒で、他のプラットフォームと差が付きません。つまり、PS4もSwitchも起動処理自体はとっくに完了していると思われます。もったいない。

 

愛言葉

楽曲ロード時間の比較です。PV登場キャラが1人で比較的軽そうな楽曲を選んでみました。

 

PS4 Pro : 3秒

Switch : 9秒

PC : 3秒

 

Switchは9秒と比較的長いですが、どれも10秒未満で済んでいます。

 

千本桜 -F Edition-

楽曲ロード時間の比較です。PV登場キャラが6人で比較的重そうな楽曲を選んでみました。

 

PS4 Pro : 16秒

Switch : 46秒

PC : 8秒

 

性能差が大きく表れました。特に、Switchはゲーム自体の起動よりも時間がかかります。

 

 

大雑把に、まとめると。

それぞれの利点を挙げてみます。

Future Tone DX

・高画質でフレームレートがかなり安定している

・収録楽曲数が最多

・DUALSHOCK4を無線で使えるため遅延は最小

他と比べて突出した機能はありませんが、突出した弱点もなく、動作が安定しているという無難に強力な利点を持っています。音ゲー部分を重視する場合はFuture Tone DXが最も適していると考えられます。

 

MEGA39's

・携帯ゲーム機で60fpsでDIVAが遊べる

・超低消費電力

・ミックスモードは唯一無二の機能

Joy-Conが独立ボタンで密度が高いので同時押しはやりやすい≒他ボタンにぶつかりやすい

場所を選ばずに遊べる利点は大きいです。妥協すべき点は多いですが、十分に検討に値する利点を持っています。

 

MEGA39's+

・高画質でのプレイが可能

・アニメ調とリアル調を選べる

・ロードがとにかく速い

・様々なコントローラーを使用できる

自由度が高いのが利点です。他方、動作が環境に左右されやすい点は注意が必要です。