Core's Blog

何か、いろいろ書く。

SSDが届いた。のでProBook 650 G1に載せる。

久しぶりにブログのネタができたので書くことに。

 

最近、ProBook 650 G1というノートPCを購入しました。この650G1、公式のPDFには一切書いていなかったのですがM.2 SATAのスロットがあります。 これ、デュアルストレージ化できる。ということで、現メインであるProBook 430 G3からSSDを拝借。

…。

入らん。2242以下でないと入らない様子。ということで探したのですが、2242以下はなかなか見当たらず。最終的に、安くて名前も聞かないメーカーのSSDで、評価も二分化していましたがとりあえず新品購入。

 

ダンボールで、固定。
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購入した時からストレージ系は軒並み抜かれていて、なんとドライブベイごと持っていかれていたのでドライブベイは買うか作る必要があります。筆者はケチなので、ダンボールで自作。そもそもM.2の方はオプション項目に存在すらしていないので固定器具自体がおそらく存在しない。こちらは押し込みすぎると下の無線カードに干渉しそうだったので、ダンボールで包み込み。HDDは奥は緩衝材があったので、手前とサイドにダンボールを詰めて安定するように固定。で、ダンボールですが、可燃性なのと排熱に関しては最悪クラスなので推奨しません。特にM.2 SSDとHDDは発熱しやすいので注意。やる方は自己責任で。

 

Windows 8.1を、インストール。

ライセンスが通るのであれば、10よりも8.1を使いたい派。SSDも認識されていることを確認、さっさとインストール。再起動がかかり、無事起動しない

ネットワークブートに切り替わっているので、SSDをProBookがスルーしている様子。ブート順序を変えてやろうとSetupに入ったのですが、そもそもM.2 SSDなんて項目がない。M.2の有効化、無効化の設定はあったのですが、それはまた別の設定。ゴチャゴチャいじっているうちに面倒なことになったので一度設定を初期化。

 

起動時に、efiファイルを指定すれば起動する。

面倒ですが、SSDのbootx64.efiを起動するたびに指定する必要あり。
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試しにBIOSアップデートをかけてみましたが、M.2の扱いについて変化はなし。

しかしこれ、目を離している間に再起動とかされるとWindowsが永遠と起動しないわけです。どうもUEFIの設定がおかしいのか、もともとM.2 SSDからの起動非対応なのかはよくわからないのですが、下手に設定をいじって起動しなくなっても困る。

 

誤魔化す方面で、行く。

設定を見直すのではなく誤魔化す方面で行きます。今回はデュアルストレージ化してある点を活かし、具体的にはブートローダーを起動デバイスとしてUEFIが認識できる、HDDに移動させます。

 

大まかな、手順。

1、HDDにEFI用の容量をパーティションを作成する。

2、EFI System Partition、FAT32でフォーマット。

3、BCDBootでHDDにブートファイルを追加

 

まず、HDDをGPTにフォーマット。今回はUEFI方式。EFIはGPTでないと起動できないのでHDDをGPTに変換。

 

次にSSD側のEFI System Partitionのサイズを確認。

99MBらしいので記憶しておきます。

 

で、調べたところこの先の作業はWindowsのインストールメディアから起動している事例があったのでそちらを試します。

Windows 8.1(10とかでもいい)のインストールメディアを挿入し、起動。
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コンピューターの修復からコマンドプロンプトを起動。
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diskpart
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と入力し、Diskpartを起動。

list disk

で接続されているディスクの一覧を表示、
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select disk 0

で目当てのHDD(ESFを突っ込むストレージ)を選択。

0の部分の数字は人によって異なるので注意。
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パーティションを作ります。

create partition EFI size=99

size=は容量を指定しています。
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単位はMBなので、今回の場合はわかりやすい。

 

format quick fs=fat32 label="ESP"

と入力し、FAT32でフォーマット。
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ドライブレターを割り当てます。

assign letter=B

他のドライブと重複しないドライブレターを割り当てます。
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筆者はBを使用。

何でもいいですが、C~Jくらいまでは高確率で被るので、Zとかをお勧めします。また、ここで設定したドライブレターはWindows側には反映されず、インストールメディア内のDiskpartでの識別のみに使うので、あまり深く考えなくていいです。多分。

 

最後、

list volume
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と入力し、新しく作成したEFI System Partitionに指定したドライブレターが反映されているか、それとWindowsがインストールされているボリュームのドライブレターが何かを確認しておきます。

 

exit

と入力し、Diskpartを閉じます。

 

bcdboot D:Windows /s B: /f UEFI

と入力し、起動用ファイルを作成。
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D:は%WINDIR%System32ConfigBCD-Templateファイルをロードするドライブを指定します。

簡単に言えば現在Windowsがインストールされているボリュームを指定すればOK。

/s B:は任意のボリュームを指定するもので、どのボリュームにEFIの起動用ファイルを入れるかを指定しています。

/f UEFIファームウェアの種類を指定しています。

今回の650G1はUEFIでブートさせているためUEFIを指定。Legacyの場合はBIOSを指定します。このコマンドは/sが指定されている必要があります。

完了したらコマンドプロンプトを閉じ、再起動させます。

今まではネットワークブートに切り替わっていたProBook 650 G1が、勝手に起動しました。

ということで成功。

 

SSDのESPは、消してもよい。

むしろ、正常に起動できるのであれば消しておいた方が良いという意見が多いです。

筆者は面倒なので消していませんが。

 

間違えて、HDDのデータを消した。

Diskpartで削除するパーティションを間違え、無事データが飛びました。復旧も考えましたが、バックアップを取っていないデータは画像3枚くらい、うち1枚はデスクトップの背景に設定していたおかげで無事なので、実質画像2枚なくなっただけ。これの復旧に割く時間が面倒なので放置。

ちなみにデスクトップの背景の画像は

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Themes\CachedFiles

に保存されています。

 

SSDリムーバブルディスクとして、認識される。

M.2 SSDリムーバブルディスクとして認識されるので、ハードウェアの安全な取り外しに表示されます。

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これ、邪魔。これはUEFIの設定から内部デバイスとして認識させるか、外部デバイスとして認識させるか設定する必要があるらしいのですが、それを探すのが面倒なので誤魔化す方面で。

 

バイスマネージャからBus Numberの取得。

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今回の場合は5。

レジストリエディタを開き、

HEKY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSet/Service/storahciParametersDevice

を開く。

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複数行文字列値(REG_MULTI_SZ)を作成し、

TreatAsInternalPort

という名前を付ける。

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値のデータに、5を書き込み、完了。

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指紋が、登録できない。

ProBookシリーズ特有で、指紋周りが面倒なのでこれを少しいじります。UEFIからセキュリティ関連の設定をリセットするだけなのですが。で、これをした後Windowsから指紋設定ができなくなったのでSynaptics FP Sensorsのドライバごと削除、再インストール。無事復活し、指紋を登録できるようになりました。

 

やはり、一筋縄ではいかない。

筆者の手元に来る機器は大抵何かしら弄る必要がでてくるものばかり。もう慣れてきたのですが、手間を考えるとすっと使えてほしいところ。型落ちばかり利用している点、仕方ないのかもしれませんが。

 

Core i5 8250Uノート、欲しい。