Core's Blog

何か、いろいろ書く。

Core i7 2670QMが届いた。のでProBook 4730sのCPU換装をする。

【追記】2022/4/18

記事の余計な部分を削除し、細かな修正をしました。内容に変更はありません。

 

注意

筆者はProBook 4730sをすでに手放してしまっているため、現在はこの記事の内容について検証ができません。2020/3/31時点の情報であることに注意してください。

 

去年、我が家にやってきてから筆者の手によってあちこち改良が施されているProBook 4730s

CPUのi5 2520M化、RAMを8GBに増量、HDDをSSDに換装、といった感じ。

ProBook 4730sにはi5 2520M搭載モデルは公式では存在しませんが、普通に使えます。

そんなProBook 4730s、特に性能に不満はなかったのですが、噂によるとi7 2670QMでも動くらしいのです。

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確かに、公式ページをみるとチップセットHM65 Express。コイツ自体はCore iシリーズに対応しています。4730s自体が上位機種にi5 2540Mがいるので当然といえば当然。

i7 2670QMにもチップ自体は対応しているわけですが、BIOS側でi7が認識できるのか怪しい。というのは、4730sの最上位が先述の通り、i5 2540M。

そして電圧も怪しい。2C4Tのi5から、4C8TのQMなi7。TDPもi5 2520Mが35W、i7 2670QMが45W。

凄く不安。

そもそも、ノートPCはCPU換装前提に設計されていないので動かないのが普通と考えるべき。なのですが、調べてみると換装した、というはっきりとした記事自体はでてこないものの、ポツポツとi7 2670QMなProBook 4730sが売り飛ばされています。ということは、i7 2670QMも載るのだろうか。ということで最悪ドブ覚悟でi7 2670QMのバルク品を購入。そしてこのProBook 4730s、やったら解体が面倒なので事前に解体しておくことに。

 

この記事を見て換装した場合も筆者は責任をとれませんので、自己責任で。

 

解体、してみる。

拡張性が無い割には解体だけやたら簡単な個体が多い国内PCとは違い、このProBook 4730sはCPUレベルでいじるとなるとなかなか弄らせてくれません。実は裏のカバーを外した時点で冷却装置のネジが2つほどはみ出て見えるので、その部分のカバーを破壊すれば1発で出てくるのですが、そんなことはしたくないので丁寧に解体していきます。

また、そこら辺の+ドライバに加え、星形T8ドライバが必要なので注意。

SDとかのダミートレイは外しておくのが無難かと思います。

 

まず、本体を裏返し、ツマミ2つを内側にスライドしながらバッテリーを取り外します。

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同じようにツマミを動かしながら、バッテリーと反対側のパネルも手前にスライドして取り外します。

 

この時点で、メモリとWi-Fiモジュールのアンテナは外しておくとよいです。

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メモリはマザーにぺたっとくっついているのでどっちでもいいですが、Wi-Fiのアンテナは後々邪魔になるので外しておきます。ただ、このアンテナが意外とデリケートなので、最悪Wi-Fiのモジュールごと外してしまうのも手です。

 

次はネジを外していきます。早速、T8が必要です。M2.5X6と書いてあるネジをすべて外していきます。

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ご丁寧にネジの名前が書いてあるのですが、ネジが多いので、ケース等に種類ごとに分けておくとよいです。また、名前が書かれていないネジがあるという謎なトラップが仕掛けてある箇所もあるので、わかりやすい名前を付けて分けておくとよいです。

T8とは別に+のネジがあるのでそれも外します。

早速、名前がついてないネジなので注意。

 

 

次に、四隅のネジ隠しを外します。

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爪を突っ込んで手前に倒せば割とあっさり外れます。これも名前がついていません。(恐らくM2.5X6と同じですが)

 

M2X3と書かれているHDDの固定ネジを外します。HDDも外しておきます。

 

DVDドライブ部分のM2X3も外していきます。ドライブも外します。

 

ドライブを外すと3つ、無名な+ネジがでてくるのでこれも外します。

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バッテリー取り付け部分にもネジがあるのですべて外します。

また、1つ離れたところにもいるのでそいつも忘れずに外しておきます。

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背面の見えているネジをCPU冷却装置の2つ以外外せたら、ドライブを固定していたネジ付近にキーボードのマークが書いてある穴があるかと思います。

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ここに棒を突っ込んでキーボードを下から突き上げて外します。筆者は、ボールペンのインクを使用。ディスプレイを閉じていると、キーボードが外れないか、液晶が壊れるかのどちらかなので注意。割と固いのでキーボードが浮いたときに怪しい音がします。で、1点で押し込んでいるとやはり負荷がかかるので、キーボードがある程度浮いたら表側から丁寧に外していくことをお勧めします。

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キーボードの隙間埋めのカバーを外します。

これ、スペースキーの下あたりに大き目のツメがありますので、無理やり引っ張ると壊れます。

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カバーを外せたらキーボードを少しずつ外していきます。

フレキケーブルがつながっていますので、基板側の固定を外して取り外します。

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キーボードを外したところに数個、またネジがあると思うので外します。

そして隙間からチラチラ見えているフレキケーブルと基板の接続部ですが、ここで見えているフレキは次の工程で邪魔になるのですべて外しておきます。(筆者は忘れていて少し面倒なことになりました。)

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次は、本体の外装を外してきます。正直、この工程が一番面倒です。

本体の銀色の部分と、黒色の部分の境目に何か突っ込んではずしていくのですが、これの固定がかなり固く、工夫しないと開きません。

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力押しで外すこともある程度は可能ですが、固定に対して黒側のパーツがかなり貧弱なのであっさり割れます。筆者は2か所ほどパーツを割ってしまいました。

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筆者が試した限り、バッテリーがあったところから外していくのが楽です。が、あまりアテにしないでください。

 

これでやっとマザーボードが出てきます。

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マザボに接続されているフレキをすべて外し、マザーにプリントされている白い矢印で示されているネジを外します。

また、ファンを固定してる+ネジが1つありますので、これも外します。

HDDのSATA端子が延長されており、これも固定されているので2か所+ネジを外します。

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裏側についているケーブルに気を付けながらマザーボードを外し、接続されているケーブルをすべて抜きます。

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あとはCPUファンとフィンを外せばCPU換装ができます。

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(右下の電池は抜かなくて大丈夫です。)

CPU横の-のロックを180°ほど回転させるとCPUを外せるようになります。

CPUのピンを折らないように抜き、i7 2670QMを慎重に載せます。CPUグリスを塗り、あとは逆の手順で組み立てていくだけ。

 特に注意点はないですが、フレキが多く、基板に挟んだり手順を間違えたりがあるので注意。

 

外装パーツを固定してしまうとi7が動かなかったときに面倒なので、仮組でBIOSをのぞいてみることに。

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無事、起動。

 

また電源を落とし、最後まで組み立てていきます。

その後、OSも立ち上げてみましたが、ほぼ問題なく動いています。

 

発生した問題は、2点。

・CoreTempの動作クロック表示がおかしい

Chromeが真っ黒で何も表示されない(カーソルを動かすと指型カーソルになるので表示されていることにはなっている)

 

CoreTemp

タスクマネージャ側では2.xGHz表示なのに対し、CoreTemp側が3.xGHzと、微妙に高い数値を示していました。

CPU自体は、i7 2670QMで認識されています。

温度さえ測れれば最悪よかったのですが、一応再インストールしてみたら直りました。

 

Chrome

これが再インストールで直らない。

セーフモードで開けだのなんだの書いてありましたが、面倒だったので

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\ShaderCache

の中身を削除。

普通に使えるようになりました。

 

実は、筆者初の4C8TなPCです。

 

TBも使えた。

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i7 2670QMは定格クロックが2.2GHz。ターボブースト使用時は3.1GHzまで上がります。3.1GHzまで上がる場面はなかなか少ないものの、だいたい定格以上の2.6GHz程度で回っているようです。

 

何故か、i5より発熱しない。

TDPが10W程高いので発熱もとんでもないことになるかと思いきや、意外と発熱しない。高負荷時でも60℃程度と、4C8TなノートPCにしては比較的優秀な印象があります。確かに換装前のCore i5 2520Mの時はフィンに多少ホコリはついていましたが、冷却性能に影響を与えるほどのものではありませんでした。グリスもそこまで劣化している様子もありません。多コア化が進んでいる現代、コア数が増えた分負荷が減り、発熱が減ったのか、それともi5の時のグリスの塗り方が悪かったのか。

あとi5 2520Mからの変化といえば、キャッシュが3MBから6MBになったことと、Intel HD Graphicsの最大動作クロックが0.2GHzほど落ちていることくらい。もしかしたら、描画性能はi5の方が高いのかもしれません。

 

手間は、かかるけど...

この世代のHP製のノートPC、やったら解体が面倒。ですが、解体すれば拡張性は地味に高いので面倒でも解体してしまうところです。i7 2670QMということで、現デスクトップのOptiPlex990のi5 2400とほぼ互角な性能に。そうなるとOptiPlex990はあまり用事がないのでしばらくは電源を切った状態で放置になりそうです。モバイルとデスクトップのCPU性能を比較するのもおかしな話ですが。

この大画面と機能が使いやすくクセになってしまったので、もしかしたらメインノートはLIFEBOOKからコイツに戻るかもしれません。