Core's Blog

何か、いろいろ書く。

今更inspiron 14 5410を買ったので、使ってみる。

筆者はinspiron 14 5480というノートPCを使用していました。

しばらくはこれでいこうと思っていたのですが、このタイミングでそこそこ新しめのPCが必要に。

筆者としてはあまりこのタイミングで買い替えたくはなかったのですが、泣く泣くPCを替えたのでした。

 

ちなみにレビュー記事ではありません。

 

 

 

買ったのは、即納モデル。

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Intel Core i7 11390H

DDR4-3200 8GB*2 (16GB)

1TB PCIe 3.0x4 NVMe SSD

Intel Iris Xe Graphics

 

書いてあることは、悪くない。

Core i7 11390HということでHシリーズ、ゲーミングノート向けのCPUとなります。これが10万円ちょっとで買えるので高コスパそうですが、世の中そう甘くはありません。筆者の周りでinspironを検討している友人等には一応言っているのですが、inspironシリーズは総じて冷却がしょぼいので、思っているほどマシンパワーが出ません。

実際この5410もCPUのTDPが下げられている上に、やはり冷却がアレなためか、ベンチマークを回すとCore i5 1155G7程度のパワーしか出ないらしい。一応冷却パイプが2本に増やされてはいるものの、その程度でi7 Hシリーズのパワーは出し切れない様子。実際、筆者が使っていても負荷がかかれば90℃台は普通に行きます。少なくとも、性能目当てでこのPCを購入することはお勧めしません。

 

実は、買いたくなかった。

先の繰り返しにもなりますが、この時期にはあまり買い替えたくなかった。決してinspiron 5410が悪いわけではありません。

i7 11390HはTiger Lake世代のCPUなのですが、実は次世代であるAlder Lakeのモバイル向けCPUがこれから出回るであろうタイミングでした。Alder LakeはTiger Lakeから大きく性能が向上しているらしいのでそちらを狙いたいと思っていたところです。が、今回は筆者の都合でどうにかなる話でもないので諦めました。

 

実は、他にも候補はあった。

筆者がこだわっていたポイントとしては

Intel Core i5 1155G7相当以上

・8GB*2の16GB デュアルチャネル

・NVMe 512GB以上

・Wi-Fi6

・13~14インチディスプレイ

・10万円前後

これらは必須条件でした。

 

HP Pavilion x360 Convert 14-dy1000

Core i5 1155G7

DDR4-3200 8GB*2 (16GB)

512GB NVMe SSD

Intel Iris Xe

 

このモデルの特徴は5Gです。nano SIMに対応しており、4Gや5Gでインターネットに接続できます。タッチパネルを搭載していてペン入力もでき、タブレットのような使い方もできる使う場所を選ばないPC、といった感じ。

また、筆者は個人的にHPを信頼しているところがあり、それも加算されて候補に挙がっていました。

 

DELL Inspiron 14 5410 2-in-1

Core i7 1195G7

DDR4-3200 8GB*2 (16GB)

1TB NVMe SSD

Intel Iris Xe

 

今回購入したinspiron 5410の2-in-1モデル。実は購入ギリギリまでこちらに寄っていたのですが、結局普通の5410にしました。

 

決め手は、Thunderbolt4端子。

inspiron 5410は本体左側面にType-C端子を備えています。基本的にはUSB 3.2 Gen 2x2ポートなのですが、Core i7 11390H搭載モデルはThunderbolt4ポートになります。筆者はUSB 3.1 Gen2すら使っていないので別にただの3.2 Gen2x2でも良かったのですが、今後MacBookを買い替えることを考えるとThunderboltなハブは恐らく買うことになります。そうなるとinspironでもそれを使いたくなってくる。今後も考えてThunderboltポートにこだわってみました。このモデルのi7はなんちゃってですし、元から筆者はi5でもi7でもどうでもいいのでThunderboltがなければ間違いなくi7は選んでいません。そしてThunderboltは現状は使う予定が全くなく、どっちに転ぶかは1年2年後のお楽しみです。

ちなみに2-in-1モデルはi7 1195G7を選んでもThunderboltポートにはなりません。

 

Ryzenは今回はパスしました。コスパだけで見ればRyzenが良いのですが、安定性とThunderboltに拘るとなるとRyzenは自然と選択肢から外れます。また、Intelは一人勝ちで調子乗っていた期間も含めてWintelとして築き上げてきたものがあるので安心感があります。これは、Ryzen 5 3600を使って改めて感じられた部分です。

 

USキーボードで、注文したかった。

即納モデルですし安価なモデルなので仕方ないのですが、日本国内からUSキーボードの製品を注文することはできませんでした。DELLの他のシリーズのPCはUSキーボードで注文できるものもあるようです。

 

Lenovo製品は、選ばなかった。

実はLenovo製品であれば、同じような構成でもっと安く手に入れることができます。が、筆者はあまりLenovoを信頼していないため選びませんでした。Lenovoがダメだという事実が座っているわけでもなく、これは筆者の個人的な偏見です。こういうこと言い出すと「何も買えなくなりますよ」という最もな意見が飛んできそうですが、何を信じて何を信じないかは個人の自由です。正直DELLやHPがグレーすらない白一色だなんて思っていませんし、実際そんな企業はほとんどないでしょう。その中で何を信じて選ぶかという話です。裏になにがあるかわからないにしても、自分が信用できる製品を使ったほうが気分は良い。PCやスマホのプライバシー保護やセキュリティなんて一方的な信頼でしか成り立っていないと筆者は考えています。筆者がSamsungGoogleよりもAppleを信じているのも同じ事情です。関係ない話、以上。

 

ハード面は、満足。

と書くとソフト面は不満なのかという話になりますが、まあそういうことです。それは後述します。

筆者はinspiron 14 5410を今まで使用していたのですが、そこからの移行であれば不満なく使えています。

 

ポートは、減りつつ便利に。

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左側面は奥から 電源、HDMI1.4、USB(USB 3.1 Gen1)、Thunderbolt4

右側面は奥から3.5mmジャック、USB(USB 3.1 Gen1)、micorSDスロット

インターフェースとしてはUSB2.0ポートとRJ-45がなくなり、SDカードスロットがMicroSD専用になりましたが、これはThunderboltポートにハブを接続すれば増設できるので、シンプルになりつつ拡張性も増したと考えて良いと思います。5480のRJ-45は100BASE-TXでしたし、正直要らないといえば要らなかった。

5480ではHDMI、Type-CのDP Alt Mode共に何故かFullHDまでという制約がありました。5410ではHDMIバージョンは1.4で変わらないものの4K30Hzまで対応、Thunderboltポート経由で4K60Hzに対応しています。注意点としてHDMIポートに4Kディスプレイを接続すると何故か4K60Hzで信号を送っていることになり、外部ディスプレイ側に何も表示されないという問題が発生します。HDMI1.4は4K60Hzには非対応であり、帯域幅が足りません。4K60Hzで表示できた事例があるようですが、これによってモニタに動作不良が発生した筆者としては非推奨です。

因みに5480と5410共にUSB PDでの充電に対応しています。ただし純正アダプタは5480は45W、5410は65Wなのでそこそこの出力が必要です。

 

キーボードは、一長一短。

5480はUSキーボードで比較対象にならないので、かつて使っていた7472との比較です。

Enterキーやback spaceキー、左右キーが大きく押しやすくなりました。電源ボタンがback spaceキーの上になり、指紋認証統合型となっています。誤押下を防ぐためか電源ボタンはかなりかたいです。ただ、良くも悪くもカバーを開ければ勝手に電源が入る設計であるため電源ボタンを押す機会はあまりないです。実際、2週間ほど使っていますが電源ボタンを押したのは3回程度です。

使いにくくなったのはFnキー周りです。音楽の戻る、進むの操作ができなくなった他、prt scがF10に統合されたためFn Lockの設定次第ではスクショにFnキーを押す必要があるため面倒です。

 

その他、便利なところとか。

ディスプレイを片手のみで開けられる設計は継承されています。

カメラにはプライバシーシャッターが付き、物理的にカメラを塞ぐことができる安心感があります。

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スピーカーは強化されており、ノートPCとしては音質の良い部類になると思います。底面にスピーカーが設置されているのにクリアに聞こえます。Waves Maxx Proのイコライザを有効にしていると音楽が波打って聞こえることがありますが、この辺は個人の好みの域です。が、音周りはかなり自由に弄ることができます。

個人的にうれしいのは本体スピーカーとイヤホンを別系統として扱えることで、個別に音量設定が保存できるほか、イヤホンを挿した状態でも本体スピーカーに出力先を変更できます。新品だからか知りませんがイヤホンジャックが異様に硬いので、かなり助かります←

ディスプレイは相変わらず6bitですが、普段使いでは恐らく8bitのモニタとの見分けはつきません。色が重要になってくる用途でなければ気になりません。強いて言えば、全体的に色が薄いです。特に、赤は若干とぼけた色をしています。

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面倒なのでYouTubeにあったやつで。比較方法もいい加減ですが、なんとなく伝わればいいということで←

HDRが使える、OLEDであるiPhone13相手だと流石に差が出ます。

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24QP500-B(8bit)相手だと意外と差が出ません。やはり赤が弱いですが、黒はきれいです。

 

本体は、かなりいい。

語彙力...

inspiron 5480ではディスプレイ天板のみが金属だったのに対し、5410ではディスプレイ天板とパームレスト、側面も金属になり、高級感と耐久性が増しています。液晶周りと底面はプラスチックですが、十分です。ベゼル幅が狭くなっていて、タッチパッド周りの加工等全体的にデザインにもこだわりがみられるPCです。

不満点は冷却性能です。5480では底面のすべり止めが吸気と排気を分けていたのですが、5410はディスプレイを開くと本体が若干浮く設計になっています。吸気と排気を分けるためか、液晶面に熱風をぶつけるというなかなかな設計。

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総じて、使いやすい。

inspiron 14 7472を使って以来筆者は14インチのノートPCにハマっており、大きすぎず小さすぎずで、機能も耐久性も十分、使いやすさについてもこだわりがみられるPCで気に入っています。ユーザービリティでMacBookに勝てるかといえば微妙ですが、10万円台でこの完成度であれば十分以上です。最近はほとんどMacBookを使っていた筆者がストレスなく使える程度には快適です。トラックパッドはやはりMacには及びませんが、これはWin11のUIの問題もあります。

 

SSDは、2230。

調べてみた限り内部に余裕がある、2280も対応しているにもかかわらずなぜか2230のNVMe SSDが採用されています。KIOXIA製で、KBG40ZNS1T02、TLC。KIOXIAは親切なので、こういうマイナーなSSDでもしっかり公式ページが存在しています。

HDD機の8.1と10で System に苦しめられた過去がある筆者はSATA SSDの時点で十分快適と感じるので、速い遅い等の評価はしません。一般用途であれば十分で、2230て珍しいよねって話でした。

 

ソフト面は、不安。

不満ではなく、不安。

現在出荷される個体はWindows11がプリインストールされています。本当は10にしたかったのですがWin11が必須なので、まあいっか、いつかWin11使う避けて通れない道だとあきらめて踏み込んだのですが。まあ酷い。

実は筆者は去年にWin11を触ったことがあったのですが、その安定感のなさと柔軟性のなさから1週間も使わないうちに戻した記憶があります。その11、あれから半年経ってるし流石に大丈夫だろうと蓋を開けてみたらこれがとんでもない勘違いでした。

タスクマネージャーが職務放棄するわ、エクスプローラーがクリックするたびにクラッシュするわ、右クリックメニューが出てこないわ...なんだこれ。これ、Dev版ですか?と言いたくなるほどの不安定さで、今後このOSを使っていかないといけないと考えるとかなり不安になります。

同時に、メインPCには当分Windows11は導入しないことが確定しました。

 

DELL機は、16GB推奨。

これは個人的に推している点なのですが、何故かDELL製のPCはデフォで6GBくらいRAMを持っていかれるので16GBのものを推奨します。お節介ソフトはそこまで多くは見えないのですが。16GBだと高いとか、そもそもラインナップにない場合は自力交換もアリです。DELLは保障に分解やパーツ交換の有無を明記しておらず、むしろ公式で分解方法を公開している程度には寛容です。サポートに聞いたところ「交換パーツ起因の問題であれば出荷時のパーツに交換する」的な回答が返ってきたので別に対応は受けられるっぽいです。ただし、オンボードのRAMなモデルも流通しているので事前に調べる必要はあります。

回復領域に思うところがないのであればクリーンインストールもアリです。が、根本的に8GBだと心許ないと感じる場面が増えてきたのが現状なので、DELL機であるないにかかわらず16GBをおすすめします。

 

その他、不具合。

到着からずっと、再起動やディスプレイの接続切断をすると内蔵ディスプレイの輝度が勝手に最大になるという問題を抱えていました。Windows UpdateやIris Xeのドライバの更新、設定の見直しをしたのですが解決せず。輝度に関しては自動輝度調整の不具合は散見されたものの、そもそもこのモデルは周辺光センサーが搭載されていないので関係なし。先述の不具合の頻発もありますし、DELLのソフトの不具合の可能性も考えてクリーンインストールを検討。実際、Win11のインストールメディアを作成するところまで行ったものの、回復メディアが吹き飛ぶのがあまり気分的によろしくない。DELLはパーツ交換に寛容なのでSSD乗せ換えるかとも考えたのですが、面倒。筆者があまりとらない手段なのですが、珍しくDELLのサポートに問い合わせることに。

 

BIOSを、更新。

ディスプレイの輝度の件をサポートに伝えると、BIOSのバージョンをきかれた。ここで「あっ」と。新品のノートですっかり忘れていましたが、BIOSバージョンは確認していませんでした。筆者のPCは2.6.1だったのですが、最新は2.7.1。これを適用したところディスプレイの輝度が変わらなくなりました。BIOS、大事。

このPCについてDELLのサポートのお世話になったのは2回目なのですが、どちらも対応が良くてかなり好印象です。 (何様

 

直ったと、思っていた。

なんと再発しやがった。ここまでくると使ってられない域になってくるので、不良品として交換するか切り分けるために初期化しました。クリーンインストールにしたいところを抑えてRecovery Assistant経由で。翌日PCを持ち出す予定があったのですが

その前日夜10時頃に再発→リカバリ→ソフト等入れ直し

の流れ。当然日付を超えたうえで、翌朝には電車に揺られるのですから、さすがに腹が立ちました。

リカバリの際気づいたのは

・出荷時とは何か中身が違う(McAfeeとかがデフォでいない等)

・ライセンス的にはWindows10のアップグレードっぽい?(保証はしません)

・5480比Recovery Assistantが改悪されて使いにくくなっている

一応輝度Max問題は解決し、ソフトバグの可能性が高いこともわかったものの、結局原因がわからずスッキリしない。事例が見つけられない以上、これならDELLに交換依頼してもよかった気もする。

 

とにかく、Win11は酷い。

輝度問題はリカバリで直ったあたりWin11のせいではないとは思いますが、それを抜きにしてWin11は酷い。

 

カスタマイズ性が、皆無。

筆者は縦解像度を確保したい人間なので、FHD以下なPCではタスクバーを左に置くことが多いです。5480もそのように使っていましたし、MacBookもDockは左です。これはDev版の時から有名な話ですが、Win11はタスクバーを左右に配置できません。少なくともMSは縦解像度はそれなりに気にしているようで、自社製品であるSurface系は3:2のモデルがほとんどです。が、ここにきてタスクバーを左右に置けなくしたあたり、これはMSからの嫌がらせと受け取っても良いのでしょうか?

 

動作が、安定しない。

OSにあるまじき。破綻してます。

新品のSSDリカバリを決行したのは動作の不安定さも理由にありました。因みに、リカバリ後にWin11への不満をWin11機でツイートしようとしたところクラッシュするというプチ事件も発生しました。

 

UIが、中途半端。

システムフォント変更とか、UI刷新とか、やるなら最後までやれって話です。スタートメニューにおいて筆者にとって最大の余計なお世話であるおすすめ欄は削れない仕様ですし、最高に気に食わないのは、タスクバーでアイコンの上にカーソルを重ねた時に出るミニプレビューのフォント。20年前のWindows XPに逆戻りですか。ちなみにこれ、英語だと普通にシステムフォントと同期されてるっぽいので日本語で起きる不具合かつMSが気付いてすらない可能性があります。

 

機能が、退化している。

タスクバーに秒表示するのはWin10でもレジストリをいじる必要があったので目を瞑るとしましょう。で、Grooveミュージックという迷走メディアプレイヤーがついに普通のメディアプレイヤーとして生まれ変わったと、1秒でも期待した筆者。Win11に対する考えが甘かった。Grooveミュージックの時はできていたディスク番号認識ができなくなっています。そんな小さな、と思われるかもしれませんが、iTunesでの設定をiPhoneでもWindows10でも、Androidでも流用できていたファイルがここでわざわざこの時代錯誤OSのためだけに情報を弄る必要ができた訳です。大した手間でもない...とも言えますが、要らぬ手間であるのは間違いない。本当に余計なことしてくれます。Grooveに戻せ。

そしてもはや感心に値したのは未だに標準でH.265に対応していない点。DELLはなかなか優秀でデフォでHEVCコーデックを導入してくれているのですが、Win11で自作とか組んだ場合はやはりコーデックをいれるか、VLCとか突っ込むとかする必要があります。H.265でまだ金を取る気なのか、面倒なのか真意が読めませんが、macOSや、モバイル向けOSでも対応しているのに取り残されている自覚がないのでしょうか。10年後のWindowsとか、何も動画再生できなくなるのでしょうかね。

 

使いやすさもデザインも性能も向上し、かなり満足です。が、唯一の不安要素としてWindows11。本当にこれだけが不安です。